二見颯一が都内でバレンタインコンサートを開催、本編と取材会の模様を独自レポート! 2バンド編成で見どころ満載「二見颯一というジャンルを作りたい」

二見颯一
2025.2.12

歌手の二見颯一が2月11日昼2回、東京・中央区の日本橋三井ホール「Valentine Concert」を開催した。

堀内孝雄が作曲を手がけたことで大きな注目を集めた最新曲『泣けばいい』がロングヒット中の二見颯一。この日のコンサートは、2回公演合わせて約1000人の前で、演歌・歌謡曲から長編歌謡浪曲、洋楽、ロック、韓国歌謡まで幅広いジャンルの楽曲に挑戦。楽曲の世界観に合わせ、アコースティックバンドとロックバンドの2バンド編成で披露するという大きな試みも。

二見颯一

司会のケイナが会場の雰囲気を盛り上げる中、音楽家のつんく♂が手がけた『夜空の星』『本気すぎてギラギラ』、オリジナル曲『罪の恋』などを次々に歌唱した。
また、コンサート中盤には、事務所の大先輩でサプライズゲストの松村和子とともに、もんたよしのり with 大橋純子『夏女ソニア』を披露。
新鮮味があふれながらも、楽曲の魅力を最大限に伝えたいという細部へのこだわりが感じられる演出で、新しいエンタメの形を存分に披露した。

二見颯一

会場に響く息ぴったりのコール&レスポンスと、愛嬌あふれるトークでファンとの絆を確かめ合った、年に一度のバレンタイン。“歌手・二見颯一の集大成をファンにプレゼントしたい”という強い心意気と、燃えたぎる歌への情熱を感じさせるコンサートとなった。

マスコミ向けに最新曲『泣けばいい』を熱唱

二見は開演前に、マスコミ向けの公開リハと取材会を実施。最新曲『泣けばいい』を情感豊かに歌唱した。

二見颯一

取材会で、二見は「この『泣けばいい』は、僕のオリジナル曲の中で初めてのバラード曲です。あったはずの愛が無くなった時に切なさを感じる。そのような切なさを『バラードで作っていただきたい』とお願いしたら、堀内孝雄さんにこのような素敵な曲を作っていただきました。いろんな恋の歌とか歌がたくさんありますけども、『泣けばいい』は、恋や家族愛、友人愛、いろんな人と人の繋がりの愛をテーマにした一曲です」とPR。

この日のコンサートについては「演歌と民謡が一番型にはまりやすい性質だと自分では思っていますが、ロックなどの、日本にはなかなかない海外のメロディーに挑戦するというのは、自分の柔軟さを育てるにも一番良い訓練かなと。学生時代に6年間ロックバンドをやっていたので、その経験が今生きていると思います。僕のオリジナル曲を全て生演奏でお届けするのは今日が初めて。ロックではない楽曲をロックアレンジして披露するので、そのアレンジに注目していただければ」と意気込みを語った。

また、サプライズゲストの松村和子との共演について「松村さんは事務所の先輩で、民謡界の先輩でありますし、名曲『帰ってこいよ』は小さい頃からずっと歌っていた曲です。こうやってコラボするのは今日が初めて。事務所の先輩でしかもサプライズゲストなので、皆さんに喜んでいただきたいという思いが一番大きいですけども、僕も先輩におんぶにだっこで、自分自身もその瞬間を楽しみたい」と笑顔で話していた。

バレンタインデーの思い出を披露

14日のバレンタインデーにちなみ、バレンタインの思い出を聞かれた二見は「学生時代で一番驚いたのは、高校時代の教頭先生からチョコをもらったことですね(笑)」と明かす場面も。「中高は進学校だったので、大学は男子校みたいな感じでした。バンドメンバーは学生のファンが多かったですが、僕はなぜか先生のファンが多かったですね」と話していた。

歌手人生の大きな転機は“演歌第7世代”

二見颯一

2019年に『哀愁峠』でデビューしてから、今年、歌手生活7年目を迎える二見。これまでの活動について「このように一人でコンサートができるようになったのも、“演歌第7世代”を3年前に始めたことがきっかけでした。我々もその当時はデビューして3、4年の若手でしたが、いろんなジャンルの楽曲を歌って、いろんな見せ方が“演歌第7世代”の活動を通じてできるようになりました。そこから活動の幅が広がって、結果的に1人のコンサートができるようになったというのは、 “演歌第7世代”という存在は本当に大きいかなと思います」と振り返った。

令和の演歌界をけん引する“演歌第7世代”として共に活動する歌手たちとは、連絡を取り合うほど仲がいいという。「演歌第7世代のグループLINEがあり、リーダーの辰巳ゆうとさんを筆頭にいろいろと話をして、お互いのソロコンサートにも行ったりします。今日、僕は日本橋で、ゆうとさんは王子でコンサートを開催します。青山新ちゃんも『来たい』と言っていましたが、彼は江東でコンサートに出演するという、なかなかお互いのコンサートを見に来られないという状況になりましたが、それぞれがお互いを鼓舞し合う中で、連絡を取り合ったり、飲みに行ったりしていますね。飲みの席では、喧嘩が起こるんじゃないかというぐらいの熱い演歌トークで盛り上がっています(笑)。それをやってきたからこそ、ステージでの絆が強くなりました」と明かした。

昨年まで“演歌第7世代”として共に活動し、第75回NHK紅白歌合戦に出場を果たした新浜レオンが話題に挙がると、「僕は新浜レオンくんの大ファンで、本当にうれしくて紅白のステージを見た後に電話しちゃいました。深夜に折り返しの電話がかかってきていましたが出ることができず、後日会った時に『見てくれてありがとう』『やっぱり演歌第7世代でステージに立とうよ』という熱い会話を交わしました。レオンくんに続けるように精いっぱい努力したいと思います。レオンくんとともにあのステージに立ちたい」と熱意を燃やしていた。

歌手・二見颯一がめざす未来

二見颯一

歌からダンス、特技の絵画など多彩な才能で注目を集める二見。今後プライベートで挑戦したいことについて「僕は制作することが好きなので、今年は造形をやってみたいです。今までは絵を描いたり、いろんなグッズをデザインするとか、平面のことはやってきましたが、陶芸や彫刻など立体的な作品を、今年は何か1つ大きなものを作りたい。プライベートなので披露するかどうかわかりませんが、いつかコンサートで僕の造形作品も披露できれば」と明かしていた。

最後に、2025年の抱負を聞かれた二見は「今年は昨年よりもドシッと構えて、二見颯一というジャンルを確立したい。5周年コンサートを以前やらせてもらいましたが、それまでの間はいろんなことに挑戦して、失敗も成功もありました。その失敗を生かした成功が増えていく年にできればいいなと思っています。やはり演歌と民謡に重きを置きつつ、その芯を太くしていけばいくほど、本日のように洋楽や韓国の音楽に挑戦したり、ロックに挑戦したりと幅が広がっていきます。ですので、その芯と土台をしっかりして、この1年の成果が年末に出ればいいかなと思っています」と意欲を込めた。

また、この日のコンサートの模様は、CSチャンネル銀河で3月30日(日)9:45~放送される。

バレンタインコンサートでファンに大きな愛を届けた二見颯一。さらなる高みをめざす彼の活動に注目していきたい。

二見颯一

セットリスト

M1 夜空の星
M2 本気(マジ)すぎてギラギラ
M3 哀愁峠
M4 罪の恋
M5 0時の終列車
M6 君恋列車
M7 元禄名槍譜 俵星玄蕃
M8 インスト演奏(The Doobie Brothers)
M9 さそり座の女
M10 夏女ソニア
M11 ルビーの指環
M12 ドリームトレイン
M13 (It Looks Like) I’ll Never Fall In Love Again
M14 その冬の喫茶店
M15 雪の渡り鳥
M16 別れの一本杉
M17 越冬つばめ
M18 泣けばいい

EN1 星降る街角

二見颯一『泣けばいい』

二見颯一「泣けばいい」

発売中

品番:CRCN-8677
価格:¥1,500(税込)


【収録曲】


1.泣けばいい(作詞:石原信一/作曲:堀内孝雄/編曲:丸山貴幸)
2.花唄(作詞:もりちよこ/作曲:大谷明裕/編曲:竹内弘一)
3.泣けばいい(オリジナル・カラオケ)
4.花唄(オリジナル・カラオケ)
5.泣けばいい(一般用カラオケ・半音下げ)
6.花唄(一般用カラオケ・半音下げ)

各音楽配信サイトのリンクはこちら:
https://lnk.to/nakebaii

二見颯一 Valentine Concert 放送情報

放送日時:
2025年3月30日(日)
9:45〜11:00

放送局:
CSチャンネル銀河

番組ホームページ:
https://www.ch-ginga.jp/detail/futami_souichi_valentine/episode.html?id=24686

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