一条貫太が地元・千葉市民会館にて「一条貫太 2021コンサート」を開催 「コロナなんかに負けちゃいけないよ」と力強いステージを披露!

2021.11.15

演歌歌手の一条貫太が14日、千葉市民会館 大ホールにて「一条貫太 2021コンサート」を開催した。

平成生まれの「昭和なボイス」をキャッチコピーに、一条は2018年『ふたりの始発駅/潮風列車』でデビュー。純演歌の新星としてデビューを飾ったその当時は21歳の現役大学生だった一条も、“演歌道”をひた走る一人の男として、『やんちゃ船』『北海の篝火』へとさらに硬派で骨太な演歌歌手へと成長を続けている。それまでの威勢の良い楽曲から、昨年発売された『いのちの花』と6月に発売された『酒場の花』では、女性に一途な気持ちを抱く男心を歌った。2022年1月19日(水)には、新曲『旅路の先に/北の流れ星』の発売が決定している。

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昭和の懐かしさを感じさせる風貌とその純なキャラクターで人気を集める一条。地元・千葉市での念願のソロコンサートとなる同公演には、新型コロナウイルス感染防止対策のため人数を制限して開催。会場には一条のグッズTシャツやジャンパーを着たファンやペンライトを持ったファン約500名が駆けつけた。

一条のトレードマークといえる革ジャケットとジーンズ姿をこの日は封印し、ブルーのネクタイが際立つ黒のスーツを身に纏った姿で登場、『喝采』『ふたりの始発駅』『やんちゃ船』『北海の篝火』を続けて歌唱した。一条が「皆さん、今日はようこそおいでくださいました。ありがとうございます。約2年ぶりのコンサートとなりました。昨年の船橋での公演は中止となり、東京でやろうという話もなくなり……今日は落ち着いた状況で開催できることができて、とても嬉しく思います」と挨拶すると、ファンは温かい拍手で迎えた。

「今日はいろいろなところから来てくださっているそうで、ありがとうございます。名簿を見させていただきましたが、その中でも一番多かったお名前が中村さんでございました」と笑いを誘い、続けて歌ったのは、『一条貫太のはやり歌一本勝負 ~其の参~』収録の『おーい中村君』。ファンは手拍子を叩いて大いに盛り上がり、一条は続いて十八番である『夜明けの停車場』『あゝ上野駅』を歌唱した。

「コンサートがなかなかできなかったので、何を喋ろうか忘れちゃいました(笑)新人に戻ったような気持ちです」とおどけてみせる場面もあった一条。この日、今回のコンサートの目玉のひとつでもある2022年1月発売の最新シングル『旅路の先に/北の流れ星』の2曲を初披露した。同楽曲でベースを弾く父と共演することが事前に告知されていたが、直前に父が骨折の怪我に見舞われ、この日の共演は叶わなかった。歌唱後、「どちらの歌がよかったですか?両方とも良かったですか?」と拍手でアンケートを取ると、ファンの反応は上々。「何でもかんでも拍手している方がいらっしゃって、猿のおもちゃじゃないんですから……冗談です」と笑いを誘い、ファンの心を掴んでいた。

ここから『大原はだか祭り』『走れ!桃太郎』と躍動感あふれる楽曲を歌い、続いて尾崎紀世彦の『この胸のときめきを』、アダモの『雪が降る』をカバー、第一部を締めくくった。

第二部の幕開けには、歌い出しの雄叫びが印象的な『北海の満月』を披露。ボルドーのネクタイに衣装チェンジした一条は「ずっと歌を伸ばしていても拍手が来ないから…拍手を頂くまで伸ばしとこうと思いました」と笑いを誘った。続く『ダニーボーイ』ではサックスの演奏も披露。

そして、第3弾シングルのカップリング曲『男の夜曲』を歌い、ビリーバンバンの『さよならをするために』石川さゆり『天城越え』井上陽水『いっそセレナーデ』ではギターでの弾き語りを披露。物まねを封印すると語っていたものの『季節の中で』では松山千春の物まねを披露し、続く野口五郎『私鉄沿線』では力強く歌いきった。

終盤では、『いのちの花』『女のいのち』『酒場の花』を歌唱。「もっともっと上を目指して、いろんな方々に聴いていただけるように頑張って歌っていきたいと思います。新人監督には新庄さんがいます。若手演歌歌手には一条がいます。いろんな発想をもっていろんなことに挑戦したいです。夢は紅白、親孝行でございます」と一条は意気込みを語った。

アンコールでは、「コロナなんかに負けちゃいけないよ」という想いから、布施明『負けちゃいけないよ』冠二郎『道』を熱唱し、全25曲でコンサートを締めくくった。

公演終了後に一条は「デビューの頃のような初心にかえったような気持ちです。新鮮な気持ちでコンサートに臨むことができました。その場その場で皆さんと面白いことを共有して、コロナ禍で厳しい状況にいる方が少しでも心が解放できたらいいなと思いました」と語った。

2022年1月発売の新曲『旅路の先に/北の流れ星』を初めて聴いたときの印象については「いろいろな方の楽曲を聴いていますが、演歌の幅を超えているような楽曲だと思いました。今までの一条貫太の歌とはまた違った歌ができたかなと思います」と語る。

今回のコンサートを一言で表すならば「負けちゃいけないよ」と語っていた一条。今後の活躍から目が離せない。

セットリスト

M1 喝采
M2 ふたりの始発駅
M3 やんちゃ船
M4 北海の篝火
M5 おーい中村君(オリジナル歌手:若原一郎)
M6 夜明けの停車場(オリジナル歌手:石橋正次)
M7 あゝ上野駅(オリジナル歌手:井沢八郎)
M8 北の流れ星
M9 旅路の先に
M10 大原はだか祭り
M11 走れ!桃太郎
M12 この胸のときめきを(オリジナル歌手:尾崎紀世彦)
M13 雪が降る(オリジナル歌手:アダモ)
M14 北海の満月
M15 男の夜曲
M16 天城越え(オリジナル歌手:石川さゆり)
M17 さよならをするために(オリジナル歌手:ビリーバンバン)
M18 いっそセレナーデ(オリジナル歌手:井上陽水)
M19 季節の中で(オリジナル歌手:松山千春)
M20 私鉄沿線(オリジナル歌手:野口五郎)
M21 いのちの花
M22 女のいのち
M23 酒場の花

E1 負けちゃいけないよ(オリジナル歌手:布施明)
E2 道(オリジナル歌手:冠二郎)

一条貫太『酒場の花』MUSIC VIDEO

一条貫太『酒場の花』

発売中

品番:CRCN-8406
価格:¥1,350

【収録曲】

1. 酒場の花
2. 女のいのち
3. 酒場の花 【オリジナル・カラオケ】
4. 女のいのち 【オリジナル・カラオケ】
5. 酒場の花 【一般用カラオケ(半音下げ)】
6. 女のいのち 【一般用カラオケ(半音下げ)】

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