新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~工藤あやの『白糸恋情話』 ※本人コメント動画
工藤あやのさんの新譜『白糸恋情話』について、ご本人にお話を伺いました。
チャンネル銀河での本放送では入りきらなかったインタビューの模様をうたびと限定でお届け!
小説『義血侠血』が題材になった工藤さんの新曲『白糸恋情話』の誕生秘話や趣味の料理についてたっぷりと語ってもらいました。
ノーカットのインタビュー動画はこちら。
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――新曲『白糸恋情話』のPRをお願いします。
石川県金沢市出身の小説家・泉鏡花さんの『義血侠血』という小説が題材になっています。その小説を読んだ原文彦先生が感銘を受けて詞をお書きになりました。いつかしかるべき人に歌わせてほしいとディレクターさんに預けていたそうです。
私のマネージャーさんと歌の師匠である弦哲也先生は「あやのには今後、大正ロマンなど昔の歌や竹久夢二さんの絵の世界のような楽曲を歌わせたいな、セリフがあるような楽曲とかを歌わせたいな」とずっと考えてくださったみたいです。ディレクターさんも加わって、3人で今後の工藤あやのについて話し合いをしたときに、持ってきてくださったのが原先生の詞でした。それぞれ考えてくださったことが1つの場所でまとまったことがすごく嬉しくて『白糸恋情話』という曲を頂くことになりました。
――レコーディング時の裏話を教えてください。
レコーディングはカラオケから作っていただきました。今回編曲を担当してくださったのが私と同じ山形県出身の若草恵先生で、私の楽曲でも何曲か編曲していただいています。先生にどうしてもアレンジしていただきたいということで、若草先生のスケジュールが空くまで待って、今回とても素敵なアレンジをしていただきました。
普通であれば音色が階段を降りてくるようなところを、1回下がってちょっと上がるような、何かゾワッとくるような若草先生ならではの音作りをしていただきました。弦先生も「こういうふうにしたいんだよね」と前のめりでレコーディングしてくださいました。私が歌を入れるレコーディングのときも、私よりも早く弦先生が入ってくださって、「実はギターでもうちょっと足したいところがあるんだよ」と自ら弾いてくださいました。今回は弦先生の音色も入っていますので、楽曲を聴くたびにお守りのように感じて、強い気持ちで歌っています。
――ミュージックビデオの見どころを教えてください。
実はミュージックビデオは東京で撮っていて、金沢に行きたいけど行けないので、金沢の雰囲気を出せるような場所を……と、監督を含めて探していただき、古民家をお借りしました。古民家は窓ひとつとってみても昔の造りのままだったので、窓越しに撮影する場面がありますが、ちょっと窓が歪んでいるところが昔っぽくて見ていただきたいですね。
あとは『義血侠血』に登場する村越欣弥さんを思いながら歩くオープニングのシーンですね。ただボーッと歩くのではなくて、眉を八の字に寄せて、表情1つ、目線1つで訴えかけられるようにお風呂で研究しました。そういうところも、皆さんの心に響いていただけたらと思いますし、私がまるで村越欣弥さんみたいと思っていただけたらと思います。所作も目線も気をつけていましたので、ぜひ皆さんご覧いただけたらと思います。
――カラオケのポイントを教えてください。
私がレコーディングするときは「完成させすぎないでくれ」と言われました。「先生、それはどういうことですか?」と聞くと「今の工藤あやのが歌うからこそ良さが出るんだよ」と言っていただきました。「レコーディングのときは27歳の工藤あやのの歌声で、楽曲とともに味が変わって、楽曲とともに成長できるようになっていると思うから」と言っていただきました。
私も『義血侠血』を読んでからレコーディングに挑んだものの、ご覧いただいた皆さんそれぞれ思うことが違うと思いますが、私は練習すればするほど強く歌いすぎていました。そうすると、ドロドロした情念みたいな感じが出てしまいます。まだそういう歌い方ではなくて、「軽く寂しさが出るような歌い方がいいんじゃない?」と言っていただいたので、皆さんもちょっと力を抜いて歌っていただきたいと思います。
あとは、思い切り息を吸うタイミングをあらかじめ計算してから練習しないと、息が続かないということがあります。そういったところも注意して歌っていただきたいと思います。
――趣味は料理だそうですね。
料理をするのは好きです。ただ得意かと聞かれると得意ではないかと思います。実家は惣菜屋を営んでいて、小さいときからお手伝いをしていました。私が作ったお惣菜を販売するということはもちろんしたことはありませんが、家族が疲れて帰ってきたときに何か汁物の1つでもあればいいなと思って小さいときから料理はしていました。
ファンの皆さんに食べていただく機会があればいいなと思い、練習のためにYouTubeで配信していますが、毎回同じ味付けになってしまうのが「あれ?」という感じです。私が大胆な味付けをしてしまうんですね。目分量が多すぎて「全然参考にならん」とよく言われます(笑)。
ファンの方が私の動画を見て、だいたいこのぐらいだろうとご自身でお作りになって、本にしてくださった方がいらっしゃいます。その本は私の家宝にして、孫ができたら「ばあちゃんが作ってた味付けだよ」みたいな感じで、繋がっていけばいいなと思います。
――最後に、ファンの方へメッセージをお願いします。
いつも応援していただきまして本当にありがとうございます。1月29日で工藤あやのはデビュー丸8年になりまして9年目に入りました。年の後半からは10周年イヤーというものに入ってきますし、歌手を始めてから10年。本当にあのときは全然考えていなかったですが、だんだんと時が経つにつれていろいろと考えることが出てきました。
やりたいと思うことが増えてきたことはとても嬉しいことですし、成長を皆さんにも感じていただきたいし、応援していてよかったなぁとこれからも思っていただけるように、努力を忘れずに続けていきたいと思います。そして、紅と白のあの舞台にも立てるように、皆さんと一緒に立てるように頑張りますので、これからもめんこがって(可愛がって)ください。
放送情報
放送チャンネル:CS放送チャンネル銀河
放送日時などの詳細は⇒
https://www.ch-ginga.jp/detail/nipponnouta_gingaselection/episode.html?id=21102
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【MV】工藤あやの『白糸恋情話』【公式】
工藤あやの『白糸恋情話』
発売中
品番:TKCA-91388
価格:¥1,350
【収録曲】
1.白糸恋情話(作詞:原 文彦/作曲:弦哲也/編曲:若草 恵)
2.手紙(作詞・作曲:向井浩二/編曲:矢田部 正)
3.山形育ち(作詞・作曲:山口岩男/編曲:矢田部 正)
4.白糸恋情話(オリジナル・カラオケ)
5.手紙(オリジナル・カラオケ)
6.山形育ち(オリジナル・カラオケ)