新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~石原詢子『五島椿』 ※本人コメント動画

石原詢子
2023.7.14

石原詢子さんの新譜『五島椿』について、ご本人にお話を伺いました。

チャンネル銀河での本放送では入りきらなかったインタビューの模様をうたびと限定でお届け!

石原さんが「いとう冨士子」のペンネームで作詞作曲を手がけた新曲『五島椿』の制作秘話から、五島列島の魅力、そして、上京した当時はハードな生活を送っていた石原さんが夢を追いかける方達に送るエールなど、たっぷりと語ってもらいました。

ノーカットのインタビュー動画はこちら。
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――新曲『五島椿』のPRをお願いします。

長崎県の五島列島が舞台となっています。毎年、五島には椿の花がたくさん咲きます。その椿が結んでくれた縁で、付き合った二人のしあわせ演歌となっています。

前々作の古内東子さん作詞作曲の『ただそばにいてくれて』、前作の『予感』は、演歌とは離れた世界観を歌っていましたが、その流れの楽曲ということで、こってりの演歌というよりはフォーク調というか歌謡曲というか…スッと耳馴染みしていただける演歌となっております。

――作詞作曲の「いとう冨士子」は石原さんのペンネームだそうですね!

私もびっくりです(笑)。レコード会社の方から「(曲を)書いてみますか?」と耳を疑うようなことを言われて、「えっ!私が書いていいんですか!?」ということで、一生懸命書かせていただきました。

もしダメだったらボツになるという条件の下、4作作詞作曲させていただきました。そのうちの2曲が選ばれました。

――カップリング曲『流れる雲に』について教えてください。

小さい時にランドセルを背負って、リコーダーを吹きながら池田山に向かって帰っていた時に雲を見るのがすごく大好きで、その当初の気持ちを大人になった今の私の目線で詞を書きました。その当時は友達と喧嘩して泣いて帰ってきましたが、今は好きな人と喧嘩しても結局仲直りしていくという、雲の流れに身を任せて、これから先もずっとあなたと生きていくというそんな歌です。

――採用されなかった2曲は今後、世に出る機会はあるんでしょうか?

『心の扉』という1曲はボツになったようです。もう一つはお母さんをテーマにした歌で、「これは取っておきましょう」と言ってくださったので、いずれ世に出るかもしれません。

――完全にボツになってしまった作品『心の扉』はどんな歌だったんでしょうか?

コロナ禍で内に秘めてしまったものややれなかったこと、そういったものを「心の扉を開いて、頑張って前向きにやってみようよ」という歌です。残念です(笑)。

――ペンネーム「いとう冨士子」の由来を教えてください。

父は私の師匠で、詩吟の家元で雅号が石原源風という名前でした。『源風』という名前をそのままアルバムのタイトルにして、父が生きた証を残しましたが、私をこの世に生んでくれたそんな大好きな母の足跡を残したいということで、母の名前をそのままペンネームにしました。親孝行が全然できないまま、父も母も亡くなってしまったので何かできたらいいなという思いでした。

――作曲方法について詳しく教えてください。

最初は鼻歌で録音して、それからそんなに弾けないですがピアノでメロディーを追って作り直したり、いろんなパターンで録音して、最終的に私の友達に譜面に起こしてもらいました(笑)。

――岐阜県出身の石原さんが五島列島を題材にした理由を教えてください。

皆さんに疑問に思われるのですが、これは偶然、点と点が繋がって線になったという一つのご縁でした。たまたま長崎出身の方と知り合うことになって、五島列島の話を熱く語られまして、その時は「五島ってそういうところなんだ」程度だったんですが、それに続くように五島列島の方とお話をする機会がありました。五島列島について調べたら、すごく素敵な島々の景色があって、その時に「曲を書いてみますか?」と提案があったので、五島列島を舞台にして、軸を椿にして、10年近く封印していたしあわせ演歌にしようと決めました。

――五島列島には行ったことがありますか?

20年前に初めて行きました。その後この曲を作るにあたって、2月初旬に行きました。ちょうど椿が咲く頃のはずだったんですが、今年はバラバラに咲いたみたいで満開という感じではなかったです。

――五島列島の良いところはどういうところでしょうか?

「素朴」ですね。生まれたまま、そのまま息づいているという、人の手によって汚されていない「純」な感じですね。白い灯台、港、砂浜、椿、島々、青い海全てが、海のない県で育った私には新鮮で、こんないいところはもっといろんな人に知ってもらいたいという、そんな気持ちになりました。

島によって産物は違うと思いますが、やっぱり海の幸はおいしくて、他にも五島牛、五島豚もあって、五島うどんもあります。あとは人柄がとてもいいので、人柄にも惚れ込みました。地元の方が仰るには、主婦が沖に出ないで道に釣竿をぶら下げていると、普通に魚が釣れるらしいです。魚が泳いでいるのが見えるのでどこにいるかが分かるから、すぐに釣れるというのを聞いた時に、一回も釣れたことがない私にもできるかな?と思いました。地元の方が私が帰る時に、イカが大好物の私のためにイカを食べさせてあげたくて取りに行きましたが、間に合わなくて写真だけ見せてもらいました(笑)。

――歌詞に託した思いを聞かせてください。

私が五島を舞台にするご縁も、その方(長崎出身の方)と知り合ったというご縁があり、五島椿に魅了されたのもご縁で、五島の皆さんと知り合ったのもご縁だったので、そのご縁を繋いでくれたということを私の中ではとても大事にしていきたいという思いで作りました。

「五島椿は〇〇」という歌詞を作るにあたって、いろんな言葉を考えました。ご縁を結んでくれたということで「縁結花(むすびばな)」という造語を考えました。ここがサビにもなりますし、これが流行り言葉になってほしいという思いで作りました。

――レコーディング時の裏話を教えてください。

正直なところ不安でした。自分で作ったので、情景はこういう感じでサビがあってその前には語るところがあって…と自分の中で接しているので分かりますが、太鼓判を押してくださる方がいらっしゃらないという不安がありました。感情移入しすぎると伝わるものも伝わらないので、多少フラフラっとしている感じが残っているぐらいがいいのかなと思っています。

――カラオケのポイントを教えてください。

前半は情景と「あなたについていく」という感情をサラッと歌っていただいて、サビの「♪五島椿は縁結花」という歌詞はがっつり歌い切っていただいて、最後に「♪恋の花」で終わりますので、気持ち良く大らかに、島が海に包まれているようなそんな気持ちで歌っていただきたいと思います。

――ミュージックビデオの見どころを教えてください。

五島列島の福江島で撮影しました。撮った日がびっくりするぐらいの強風でした。しかも福江島のシンボルとなっている鬼岳の頂上で撮って、髪の毛が「ゴルゴン(ギリシャ神話に登場する、蛇の髪を持つ神の総称)」になっていました(笑)。

私はあの映像はNGだと思いますが、上手く編集してくださるんだと思います。五島の美しい景色を背景に撮っていますので、私はボサボサの頭かもしれませんが(笑)、景色はすごく楽しんでいただけると思います。

――石原さんも参加している「美魔女艶歌卓球部」の活動について教えてください。

キャプテンが伍代夏子さんで、最初はエア卓球から始まりました。伍代さんと多岐川舞子さんが卓球部だったということで、酔っ払った勢いで伍代さんのダイニングテ―ブルを卓球台に見立てて、エア卓球をやっているのを見て、「これは実際にやってみよう」という話になりました。まずは形から入ろうということでマイラケットを買いに行き、いろんなところの卓球場に練習しに行きました。

そしてついに、伍代さんがご自宅に卓球台を買われまして、「伍代卓球場」が誕生しました。いつでも使っていいよということで、空いている人と時間を合わせてたびたび練習に行っています。今年の私たちは「まずは試合をする」という目標を立てています。

上手い方たちは普通にサーブを打ってきますが返せないんです。伍代さんがコーチを呼んでくださって、徹底的に回転サーブの仕方やそれの返し方を教えていただいて、忘れないうちに大石まどかちゃんとコソ練しました(笑)。部員全員が負けず嫌いなので、みんな密かに練習しています。

――3匹の愛猫について教えてください。

家族です。大事な友であり、家族であり、なくてはならない存在になっています。全ての仕草が可愛いのと、三者三様でたぶん猫だと思ってないんです。ストーカーのような猫もいれば、全く無関心で我が道をいく猫ちゃんもいれば、我が物顔でいる猫ちゃんもいて、性格がそれぞれ違っていて、私の心に潤いを与えてくれる存在です。

――上京した当時の生活はかなりハードだったそうですね。

かぐや姫の『赤ちょうちん』の世界ですね。キャベツばかりかじっていました。裸電球でしたし、4畳半のアパートにお風呂もなくてトイレも共同で、新聞配達をしながらレッスンに通うという生活環境でした。新聞配達をしている人たちも弁護士になりたいとか、俳優さんになりたいとか、夢を追いかける同世代の方たちと仲間でいられたというのが私にとって財産になっていて、辛くても前向きに生きられたと思います。

「新聞配達してキャベツをかじっていて、嫌にならなかったんですか?」とよく聞かれますが、その当時は300円しかお財布になくて、よく品川から平和島まで泣きながら歩いて帰ったりすることもありました。今思えばそういうことが全て歌につながったんじゃないかなと、良い思い出に変わっていますね。

――夢を叶えるために上京して頑張っている方にメッセージをお願いします。

今は辛くても、きっと明るい未来が自分にやってくると信じていれば叶うんじゃないかなと思うので、辛いことがあってもポジティブに楽しいことを思い描くことをおすすめします。

――現在の夢を教えてください。

ここ2年半ぐらいライブ活動をしているので、ライブ活動を続けていきたいです。せっかく作詞作曲をさせていただく機会をいただいたので、いろんなジャンルの方とコラボして曲づくりをしたり、いろんな方とカバー曲を歌ったりライブをしたいと思います。

兄の影響でフォークソングを幼い頃から聴いてきたので、ギター一本だけのライブもしていきたいと思っています。アイドル全盛期の頃に青春時代を送っているので、アイドルの方が歌われたバラードの曲も歌ってみたいと思います。

――最後にファンの方へメッセージをお願いします。

今回は、ご縁を結んでくれた五島椿を軸にして、私自身が作ったしあわせ演歌です。この歌を通して、ご覧の皆さまとご縁が強く結ばれるように頑張って歌っていきますので、皆さんぜひ応援してください。『五島椿』、応援してください!

放送情報

放送チャンネル:CS放送チャンネル銀河

放送日時などの詳細は⇒https://www.ch-ginga.jp/detail/nipponnouta_gingaselection/episode.html?id=23036

石原詢子 デビュー35周年記念シングル『五島椿』

発売中

品番:MHCL-3029
価格:¥1,300(税込)

【収録曲】

1.五島椿(作詞:いとう冨士子/作曲:いとう冨士子/編曲:若草恵)
2.流れる雲に(作詞:いとう冨士子/作曲:いとう冨士子/編曲:若草恵)
3.予感
4.五島椿(カラオケ・バージョン)
5.五島椿(一般用半音下げ・カラオケ)
6.流れる雲に(カラオケ・バージョン)
7.流れる雲に(一般用半音下げ・カラオケ
8.予感(オリジナル・カラオケ)

『五島椿』配信サイト:
https://LGP.lnk.to/5VsqvR

『五島椿』特設サイト:
https://www.110107.com/ishihara_gototsubaki

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