市川由紀乃が新曲『朧』をリリース 「今は“ただいま!”コンサートが楽しみでならない。本番では沢山の励ましに恩返しが出来るよう感謝の気持ちを込めて泣かずにしっかり歌を届けます!」

5月19日、地元埼玉県越谷市で開催予定の復帰コンサートを目前にした市川由紀乃に今の心境をインタビュー。市川が希望した“攻める強い女性の心情”を描いた新曲『朧』も初披露する。
――ゲネプロ拝見しました。笑いあり涙あり、感動的でした。
まだまだですので、本番に向けてもっと仕上げていきます!
――美空ひばりさんの曲もありましたね。
尊敬するひばりさんの曲を歌うのは 責任感、緊張感がいつもあります。演出の方が「今だから歌える歌だと思う」と選んでくださった歌なんです。詩を読んで泣いちゃいましたが、当日は泣かずに歌います!
――ひばりさんの曲と言えば、3月にご出演されたNHKの「うたコン」もひばりさんの名曲「人生一路」。由紀乃さんが2017年の「NHK紅白歌合戦」でも歌った大切な曲でしたね。
共演者、関係者、スタッフの皆さんがとても温かく迎えてくださってリハーサルは泣いて歌えなかったんです。その時の共演者に病院に行くことを強く勧めてくださった恩人の由紀さおりさんもいらしたんですが「本番は泣かないできちんと歌を届けてね」と仰ってくださって、ぐっとこみあげるものを我慢しました。きちんと歌をお聞かせするのは由紀さんへの恩返しだとも思って。歌い終わって舞台袖に入ってから泣きました。
――「ただいま!」コンサートのゲネプロで拝見した流石の歌唱力、表現力。お芝居もあって。どうやってあの表現力を磨いているのですか?
先輩方の舞台やコンサートなどを拝見させて頂くとトークで笑わせてくださって歌で泣かせてくださって。常に学ばせて頂いています。コンサート全部を通じてお人柄にも触れることが出来て、またこの方のコンサートに来てみたいと思える…。私もそうなりたいと思っています。
――選曲や演出はご自身のご希望も取り入れたのですか?
作詞家の吉田旺先生の世界感が好きで、ちあきなおみさんの曲を歌いたくて、それだけリクエストして入れてもらいました。これまでコンサートでは歌ったことがないんです。
――体調は万全ではないと思いますが大丈夫ですか?
今は気持ちの方が強いです。手術をして色々なものが一気になくなってしまったのでショックもありました。全てをマイナスに考えてしまう時もありましたが、それを乗り越えていくのもリハビリだと思って。ファンの皆さんや関係者の皆さんから沢山の励ましのお言葉も頂き背中を押して頂いています。
――ゲネプロにはお母さまも来ていらっしゃいましたね。
はい。喜んでくれました。一番近くで闘ってくれましたから。私の兄が病気で先に旅立っていますから色々な思いがあったと思いますが、母の涙は最後の抗がん剤治療が終わった時だけで、一番気丈に明るく振舞っていてくれました。
――5月1日に発売になった新曲「朧」も初披露するんですよね。「朧」と言う字の意味は“ぼんやりした”とか“はかない”とかという意味ですね。
実は初めは“朧”という曲名ではなかったんです。でもアレンジが加わって曲名を変えたいとなって再考した結果この曲名に生まれ変わったんです。私もこのお休みしていた(朧の)時があって、そこからまた新たに生まれ変わったと思っているので、この詩の心情が自分の心と重なるという感じがしました。
“振り向きませんこの先は”と言う歌詞はまさに今の私の心情です!
――新曲制作にあたって作詞家の松井五郎先生、作曲家の幸耕平先生、編曲家の佐藤和豊先生とはどんなやりとりがあったのですか?
12月の治療が終わった後、3人の先生方が会いたいと仰ってくださいました。その時は既に幸先生が作られた仮のメロディができていました。その曲に松井先生が詩をお付けになる段階だったんですが、松井先生から「どんな歌を歌いたいか」と聞かれて、「私はやっぱり強い女心が好きなんですよね」というお話をしました。幸先生は病気をしたから、壮大なバラードとか、優しいメロディもいいんじゃないかと思われたようで仮のメロディはそうだったんですが、「私はとにかく攻めたいので強い歌がいい。去年の出来事を払拭するような歌を歌いたい」とお話したら、その時に出来ていた曲は分解して、新たなメロディーを作って下さったんです。“弱く見えてもここだけは揺るがない”とかそういう歌が好きです。自分もそういう性格なのかも知れません。
――幸先生も闘病して復帰されましたよね。
はい。「手術した後、目が覚めるといっぱい管に繋がれているけど、すぐに点滴棒を持って歩かされるから、そこは由紀乃がんばって歩くんだぞ!時間があったら病院の廊下をとにかく歩くんだぞ」と、病気の先輩としてアドバイス頂きました。(笑)
――越谷のチケットは完売ですね。お客様にはどんなところを見て頂きたいですか。
全部なんですが、まずは“こんなに元気になったよ”というところを見て頂きたいです。歌があったからこそ乗り越えられたし、歌があったからこそ皆さんと会えた。色々な感情を感じて頂きたいです。
これまでファンの皆さんのご病気のことはあまり知りませんでした。でも今回私が病気を公表したことで「実は私も同じ病気で」など、ファンの皆さんも沢山病気と闘っていらっしゃることがわかり、励まされる一方、私の闘病と復帰が同じように苦しんでいる誰かの背中を押して差し上げていることがあるんだと実感することがありました。自分がこの世に生まれてこの仕事をしている意味があると感じました。絶対最後まで泣かずに笑顔で“ただいま!ありがとう!”を届けたいです。
――休憩なしのコンサート、体力は大丈夫ですか?
ゲネプロの日はさすがに疲れて椅子に座っているも辛くて横になったら3秒で寝落ちしていたようです。後から母に聞きました。(笑)なので、本番もそうなるかと思いますが、力を出し切っていい疲労感で寝たいと思います!
今は「ただいま!」コンサートのことで頭がいっぱいですが、それが何より幸せです。
「市川由紀乃コンサートただいま!」、地元越谷は完売だが、大阪、愛知は若干チケットがあるようだ。
“人生経験”がさらに豊かになった市川由紀乃の圧巻の表現力、歌唱力そして“攻める女性の並々ならぬ覚悟”を余すところなく会場で見届けたい。
また、この日のコンサートの模様は、6月28日(土)9時00分~CSチャンネル銀河で放送される。ぜひお見逃しなく!
市川由紀乃コンサート ただいま!
5月19日(月)
サンシティ越谷市民ホール 完売
5月28日(水)、29日(木)
大阪新歌舞伎座
6月20日(金)
日本特殊陶業市民会館
フォレストホール
「市川由紀乃コンサート ただいま!」放送情報
放送日時:
2025年6月28日(土)
9:00〜11:00
放送局:
CSチャンネル銀河
番組HP:
https://www.ch-ginga.jp/detail/ichikawayukino_tadaima/
市川由紀乃『朧』
2025年5月20日(火)発売
豪華盤
品番:KIZM-815~6
価格:¥2,500(税込)
【収録曲】
1.朧(作詞:松井五郎/作曲:幸 耕平/編曲:佐藤和豊)
2.オリガミ(作詞:松井五郎/作曲:幸 耕平/編曲:佐藤和豊)
3.朧(オリジナル・カラオケ)
4.朧(一般用カラオケ・半音下げ)
5.オリガミ(オリジナル・カラオケ)
6.オリガミ(一般用カラオケ・半音下げ)
【DVD収録内容】
『朧』ミュージックビデオ
『朧』ミュージックビデオ・メイキング映像
特製スリーブケース仕様(初回製造分のみ)
2形態連動応募抽選【A券】を封入(初回製造分のみ)
12Pフォトブックレット
通常盤
品番:KICM-31170
価格:¥1,500(税込)
【収録曲】
1.朧
2.夕化粧(作詞:松井五郎/作曲:幸 耕平/編曲:佐藤和豊)
3.朧(オリジナル・カラオケ)
4.朧(一般用カラオケ・半音下げ)
5.夕化粧(オリジナル・カラオケ)
6.夕化粧(一般用カラオケ・半音下げ)
2形態連動応募抽選【B券】を封入(初回製造分のみ)
2形態連動応募キャンペーンの開催決定
〈豪華盤〉初回製造分に封入の【A券】と〈通常盤〉初回製造分に封入の【B券】の2種応募券で参加できる応募抽選施策を開催!
詳しい応募方法や抽選施策の内容は商品に封入される応募要項に記載予定。
※メーカー多売特典&超多売特典および日本レコード商業組合 100店キャンペーン対象店が決定しました。
詳細はこちら:
https://www.kingrecords.co.jp/cs/t/t16271/
新曲『朧』発売記念パネル展が開催決定!
会場:
タワーレコード新宿店(東京都)
ミュージックブース文化堂(愛知県)
Joshin日本橋店2Fディスクピア(大阪府)
ミュージックプラザ・インドウ(福岡県)
詳細はこちら:
https://www.kingrecords.co.jp/cs/t/t16270/
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