純烈が東京・浅草で開催の「漫才大行進」で歌謡トークショー 「芸能界が好きすぎて、いろんなところに立ちたい」と今後の出演に意欲

2022.3.14

歌謡コーラス・グループの純烈が11日、東京・浅草の東洋館で開催された「漫才大行進」で歌謡トークショーを行った。

昨年4年連続のNHK紅白歌合戦に出場を果たし、2月に発売された新曲『君を奪い去りたい』が、オリコン週間 演歌・歌謡部門シングルランキング(2月21日付)で1位を獲得した純烈。今年に入り、フィギュアやサッカーなどさまざまなジャンルとコラボを実現させている彼らが、この度コラボすることになったのは、東京・浅草の東洋館で開催されている「漫才大行進」。リーダーの酒井一圭が、純烈結成前から交流のあった漫才協会会員のBOOMER 河田キイチを通じて打診したことから出演が実現した。

寄席のトリを務めたおぼん・こぼんの漫才に続いてステージに登場した純烈は、会場に詰めかけた180人の前で、敏いとうとハッピー&ブルー『星降る街角』を歌唱。トークが始まると、酒井が「ここは映画『浅草キッド』の舞台ですよね。すごいですよね。紅白出る前に、浅草健康センターや浅草公会堂で、浅草の皆さんにも応援していただきました。コロナ禍になってしまいましたが、浅草で何か恩返しできないだろうかとBOOMERの河田さんに打診したところ、今回出演が実現しました」と出演の経緯を語った。

「さっきのおぼん・こぼん師匠の漫才を見て安心したよね」と、長年不仲だったというおぼん・こぼんの話題になると、酒井が「師匠に“ほんまに喧嘩してたんですか?”と聞くと“喧嘩してたよ”と言われて、本当に喧嘩してたみたいです。芸能人の喧嘩とか結婚、離婚はやっぱり楽しいよね。ゴシップ大好きだから」と笑いを誘った。

小田井涼平は浅草の思い出を「上京したての頃は、行ってみたいところがいっぱいあって、新宿の歌舞伎町や東京タワー、そして、浅草寺もそのうちの1つでした。浅草に地下鉄で行って、地上に出ると、人力車を引いているお兄さんたちが笑顔で迫ってくるんですよ。めちゃくちゃ怖かったですね(笑)。足もパンパンで肌も日焼けで真っ黒。笑うと歯が真っ白で。『こわぁ、こんなの乗ったらあかん』と思いましたね(笑)」と冗談混じりに明かした。

MCに定評がある純烈だけに、トークが長引いて時間が押していることを知らされると、黒沢明とロス・プリモス『ラブユー東京』と最新曲『君を奪い去りたい』を続けて歌唱。ここで、おぼん・こぼんU字工事BOOMER 河田キイチがステージに登場し、おぼんは「紅白に4回も出た純烈さんが出演するなんて嘘みたい!」と笑顔で話した。こぼんは「今日は純烈のお客さんが大半ですが、演者がご褒美だと喜んでいました。ファンの皆さんがすごく笑ってくれていましたので」と話した。U字工事福田薫「若手が舞台袖で純烈さんのトークを見ていましたが、『4人で何であんなに上手く喋れるんだ』と言っていました」と笑いを誘った。

締めに酒井が「小さい頃は芸人になりたいと思った日もありました。憧れの人たちのステージに立たせていただくのは、厚かましいお願いでした。漫才協会の皆さんに協力していただき大歓迎していただいて恐縮です。浅草の皆さん、お笑いファンの皆さん、純烈のファンの皆さんにお集まりいただいて、楽しい空気でこの閉塞感の中を駆け抜けたいなという思いもあります。これからも東洋館に通っていただいて、たくさん笑って元気になって過ごしてください」と挨拶し、歌謡トークショーは満席の会場から大きな拍手を受けて幕を閉じた。

ステージ後の取材で4人は、東洋館のステージに立った感想を聞かれ次のように答えた。

酒井「この舞台の高さやお客さんとの距離感が、他にはないと思いました。芸人さんが戦っている持ち場というのはすごいなと思いました。今日は一歩、二歩下がって歌っていたような気がします。お客さんの迫力もステージに伝わってきましたね」

白川裕二郎「最後のトリが自分たちで良かったのかと思いましたが、東洋館といえば、コント55号さんやツービートさんのような、芸人にとっては神様のような方々がステージに立っていた場所です。僕らはボキャブラ天国世代なので、BOOMERさんやX-GUNさんが出演していた番組を見ていたので、同じステージの上に立たせていただくのは嬉しい反面、不思議な感じがしました」

後上翔太「今日はペンライトを持った純烈ファンもお越しいただきましたが、同じくらいにたくさんの目が肥えたお笑いファンの方がたくさんいらっしゃっている中で、初めてスーパー銭湯のステージに立たせていただいたような緊張感を感じたステージでした。非常に新鮮で楽しませていただきました」

小田井「僕たちはずっとスーパー銭湯や健康センターで歌ってきました。コロナ禍になったことで、少し大きめのホールでコンサートをやらせていただく機会がここ最近は多かったです。今日はお客さんがものすごく楽しんでいると思いました。純烈のファンの皆さんは、ステージと客席が近い距離感のライブコンサートが好きな方が多いので、今日は久々にこの空気感でステージをやっているなぁと感動した気持ちになりました」

U字工事益子卓郎は、普段の東洋館でのステージとは違いがあったと明かす。「雰囲気が良くて、純烈さんは毎回楽しいコンサートをされているんだと思いましたね。純烈さんがステージに出た瞬間、客席がペンライトで華やかになったので、あしかがフラワーパークのイルミネーションみたいでした」と取材陣の笑いを誘った。

純烈は今回の出演を機に、3カ月に1度程度のペースで定期的に東洋館に出演することが発表されており、漫才協会への入会を検討しているとも話していた。リーダーの酒井が「僕は芸能界が好きすぎて、いろんなところに立ちたい」と意欲を見せていただけに、次はどのジャンルとコラボをすることになるのか、純烈の活躍から目が離せない。

純烈『君を奪い去りたい』MV

純烈『君を奪い去りたい』

発売中

価格:¥1,350

Aタイプ

品番:CRCN-8459

【収録曲】

1.君を奪い去りたい(作詞・作曲:幸耕平/編曲:萩田光雄)
2.来た道行く道(作詞:及川眠子/作曲:幸耕平/編曲:坂本昌之)
3.君を奪い去りたい(オリジナル・カラオケ)
4.来た道行く道(オリジナル・カラオケ)

Bタイプ

品番:CRCN-8460

【収録曲】

1.君を奪い去りたい
2.愛は大丈夫(作詞:及川眠子/作曲:幸耕平/編曲:坂本昌之)
3.君を奪い去りたい(オリジナル・カラオケ)
4.愛は大丈夫(オリジナル・カラオケ)

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