【貧困・活動休止・最愛の人との別れ…】いくつもの苦境を乗り越えてきた市川由紀乃の魅力に迫る

2022.9.26

2006年10月:5年ぶりの新曲をリリース

大切な恩師との別れ直後の2006年10月25日、市川は5年ぶりの新曲「海峡出船」のリリースとともに歌手活動を再開しました。市川昭介が市川へ送った最後の曲となり、思い入れも深いことでしょう。
歌手活動を再開する際には、再開のきっかけとなった兄からの手紙を自身のブログで公開。当時は不安でいっぱいだったようですが、兄からの熱いメッセージは、市川と歌をつなげる原動力になったのではないでしょうか。ブログは、ファンや関係者に対しての感謝をつづって締めくくられています。

2008年:最愛の兄との別れ


2008年、市川の復帰から約2年が経った頃、最愛の兄が39歳という若さで他界。
大切な人との別れが続き、精神的に疲弊していた市川ですが、持ち前の負けん気で歌い続けた結果、2016年に念願の紅白歌合戦(第67回)に初選出されました。

本番では、母が客席から見守る中、8年前に亡くなった兄が生前に送ってくれた手紙を懐にしのばせ、自身の代表曲である「心かさねて」を歌唱。
兄との別れ以来、生前に兄から受け取った手紙を肌身離さず持ち歩いているようです。

貧困・活動休止・大切な人との別れなど、苦難を乗り越えてきた市川のたくましく美しい姿は多くの人を感動させたことでしょう。

2019年:第61回日本レコード大賞で最優秀歌唱賞を受賞

市川由紀乃リサイタル2021~超克~

歌手デビューして25年以上のキャリアを積んだ市川は、2019年12月、「第61回 輝く!日本レコード大賞」に出演し、二胡奏者である賈鵬芳の演奏に合わせて「雪恋華」を歌唱。日本で最も名誉ある賞の一つ、日本レコード大賞最優秀歌唱賞を受賞しました。
2006年に活動を再開してから13年を通して、多くの方を感動させたのではないでしょうか。

飽くなき探求心で更なる高みへ


長い活動期間の中、数々の困難を乗り越え、長年の夢であるNHK紅白歌合戦初出場を果たしたり、日本レコード大賞最優秀歌唱賞を受賞したりと再び注目されている市川。
年々、進化している市川は今後も演歌界を盛り上げていってくれることでしょう。

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