純烈が東京・渋谷でコンサート開催 ダチョウ倶楽部、新メンバーの岩永洋昭が登場し“これからの純烈”をテーマに盛りだくさんのステージを披露！
歌謡コーラス・グループの純烈が14日、東京・渋谷のLINE CUBE SHIBUYAで「純烈コンサート 2022 新・小田井オーディション2022～家族が勝手に履歴書送っちゃいました～」を開催した。
昨年４年連続のNHK紅白歌合戦に出場を果たし、2月に発売された新曲『君を奪い去りたい』がロングヒット中の純烈。今年に入り、川崎フロンターレや吉本興業、そしてダチョウ倶楽部とのスペシャルユニット、“純烈♨️ダチョウ”を結成し、数々のコラボを実現させている。
この度、純烈が開催したのはプロレスラーのスーパー・ササダンゴ・マシンが脚本を手掛けた、毎年恒例の年に一回だけのスペシャルコンサート。メンバー最年長の小田井涼平が、純烈としての活動を今年いっぱいで終了することを発表し、来年から活動する新メンバーの発表が行われたばかり。“これからの純烈”をテーマに、コメディーを融合したコンサートが繰り広げられた。
この日行われた昼夜公演ともに満席で、2,000人のファンが駆けつけた会場は開演前から熱気に包まれた。ステージは小田井のメイン曲『愛言葉』で幕を開け、ペンライトが会場を彩った。その後、脱退を間近に控えた小田井が純烈に対して本音を語るVTRが流れ、「（自分の存在感を知らしめるために）コンサートで、俺の不在感を出してほしい」とお願いする姿が映し出された。
VTRの後、ステージでは白川裕二郎が小田井の歌唱曲『六本木は嫌い』を熱唱したかと思えば、後上翔太が『母性本能』、そして酒井一圭が『あなたのブルース』を難なく披露し、小田井の期待に応えて（?）小田井の存在感をまったく感じさせないという、純烈らしい笑いにあふれるステージが展開された。
今回のコンサートの脚本を手がけたスーパー・ササダンゴ・マシンが登場し、純烈にとって5回目の紅白出場に向けて挑戦すべきこととして、「純烈とダチョウ倶楽部が熱湯風呂に挑戦しながら歌唱する」と真面目にプレゼン。
ステージに招かれたダチョウ倶楽部の肥後克広と寺門ジモンは、純烈とともに『プロポーズ』を熱唱した。
ステージに熱湯風呂が設置され始めると、会場が「本当にやるの？」とどよめく中「どうぞどうぞ」のお決まりの流れで、後上が熱湯風呂に挑戦することに。「押すなよ、押すなよ」とお決まりのセリフを言った後、熱湯風呂に頭から突っ込まれた後上の姿に、会場からは悲鳴と笑い声が響いた。続いて『白い雲のように』を偽マイクで歌いながら、一人ずつ順番に全員で熱湯風呂に入り、歓声に包まれた。
純烈は『あなたは水夫』、『桜よ散るな』、『大阪ロマン』をラウンドしながら歌唱した後、純烈とダチョウ倶楽部はコンサートの最中に、ステージ上で囲み取材を行った。
ダチョウ倶楽部は純烈との共演について聞かれ、肥後は「ファンの皆さんからパワーをもらい、感動しました」と語り、寺門は「いろんなお客さんの前でやらせていただきましたが、純烈と純烈のファンの皆さんはあったかいんですね。本当に感動しました！」と語った。
「今日の歌唱は何点でしたか？」と記者に聞かれ、寺門が「肥後さんの歌唱は0点です。芸歴30何年も経つのにこのステージに立つと、ヒェ〜となっちゃうんですから」と笑いを誘うと、小田井が「大丈夫ですよ、あの瞬間、MISIAさんが見えましたから」とジョークを飛ばした。
酒井はダチョウ倶楽部と共演した感想を「ユニット結成の発表をしてからここまで大きなステージは初めてですが、何度もお二人とご一緒させていただいて、自分達よりもお客さんを楽しませる、番組だったらスタッフさんを笑わせる、視聴者の皆さんを笑わせるといった、これだけ長いことグループをやっているのは、こういうことなんだと学ばせていただきました。純烈に入っていただいて、本当によかったです」と語った。
後上は「今回、熱湯風呂に入らせていただいて、人生で熱湯風呂に入る日が来ることを想像していませんでした。今回のコンサートがDVD化されるそうなので、自分と両親の分を買って記念に残したいと思います！」と笑顔。
小田井は「僕たちは本来、ダチョウ倶楽部と一緒にやれるポジションじゃないですが、こうして一緒にユニットを組んでくださり、いろんなことを学びました。ファンの方が満面の笑みで2人をお迎えする姿を見ているだけで、涙腺が緩みそうです。本当に感動してしまうというか、すごく良い力をいただいたと思います」と語った。
そして、小田井は紅白に向けて「ダチョウ倶楽部のお二人には出られるところまで出ていただいて、年末まで駆け抜けていきたいです」と意気込んだ。
記者が「紅白出場曲は何になりそうですか？」と、まるで今年の紅白出場が決まったかのように話を進めるため、小田井が「紅白が決まらなかったらダサいので、オブラートに包んでもらっていいですか？（一同笑）」とツッコミ。「僕の活動が12月26日のディナーショーで終わり、という終わり方は、純烈としてはおいしい終わり方なんじゃないかなぁ、どっちに転がっても純烈っぽいかなぁ、と思っていて」と話すと、肥後と寺門が「おいしくないよ！紅白は夢の舞台だよ！」とヤジを飛ばし、会場は笑いに包まれた。
肥後は「紅白歌合戦に純烈♨️ダチョウとして出場して、その次の日の元旦に、お笑い番組でリアクション芸をするというのが今の夢です。その姿を日本中の皆さんに見てもらって、日本中が明るく笑えるように目指したいと思います！」と熱意を込めた。
記者が純烈に「熱湯風呂って本当に熱いんですか？」と、ひょんな質問したことをきっかけに、記者が着替えもないまま熱湯風呂に入るという、まさかのオチを飾った。酒井は「あなたも純烈だよ」と記者を労った。
取材後、コンサートが再び始まり、純烈はオリジナル曲『いつまでも忘れないから』、最新曲『君を奪い去りたい』、そして、色とりどりのペンライトが大きく揺れる『勇気のペンライト』を熱唱し、会場は熱気に包まれた。
純烈はアンコールで『ひとりじゃないから』を熱唱し、間奏では新メンバーの岩永洋昭が登場した。岩永は「今日はモニターや袖で見ていて、僕にできるのかな？と不安の気持ちでいっぱいです（笑）。やれることを一個ずつ消化して、皆さんに元気を届けられるように頑張っていきたいと思います」と挨拶し、得意の（!?）一発芸として、クレヨンしんちゃんのモノマネを披露した。
最後に、酒井が「今日まともにフルコーラスで歌ったのは『愛言葉』だけでした！ラストは『白い雲のように』で締めさせていただいていいですか？」と、出演者全員で『白い雲のように』を熱唱した。純烈らしい笑いと見どころ満載の2時間を超えるコンサートは、大団円のうちに幕を閉じた。
夢の紅白5年連続出場に向けて、熱湯風呂で気合いを入れ直した純烈。さらなる飛躍に期待したい。
セットリスト
M1 愛言葉
M2 六本木は嫌い
M3 母性本能
M4 あなたのブルース
M5 プロポーズ
M6 白い雲のように
M7 あなたは水夫
M8 桜よ散るな
M9 大阪ロマン
M10 いつまでも忘れないから
M11 君を奪い去りたい
M12 勇気のペンライト
E1 ひとりじゃないから
E2 白い雲のように
純烈『君を奪い去りたい』MV
純烈『君を奪い去りたい』（E・F・Gタイプ）
発売中
価格：￥1,350
Eタイプ
品番：CRCN-8503
【収録曲】
1.君を奪い去りたい
2.いつまでも忘れないから
3.君を奪い去りたい（オリジナル・カラオケ）
4.いつまでも忘れないから（オリジナル・カラオケ）
Fタイプ
品番：CRCN-8504
【収録曲】
1.君を奪い去りたい
2.愛言葉（歌：小田井涼平）
3.君を奪い去りたい（オリジナル・カラオケ）
4.愛言葉（オリジナル・カラオケ）
Gタイプ
品番：CRCN-8518
【収録曲】
1.君を奪い去りたい
2.白い雲のように（歌：純烈＆ダチョウ倶楽部）
3.プロポーズ（歌：純烈＆ダチョウ倶楽部）
4.君を奪い去りたい（オリジナル・カラオケ）
5.白い雲のように（オリジナル・カラオケ）
6.プロポーズ（オリジナル・カラオケ）
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