角川博と岡ゆう子がコロナ後初のインストアイベントを開催 キャリア40年超えのベテラン演歌歌手2人が、歌と衣装で紅白歌衣装合戦!?
演歌歌手の角川博と岡ゆう子が25日、埼玉・上尾市の上尾ショーサンプラザで、コロナ禍になってからは初となる有観客のインストアイベントを開いた。
「女心を歌わせると右に出る者はいない」と言われ“女心の伝道師”の異名も持つ角川博と、400曲以上のレパートリーを持ち“歌う日本地図”という異名を持つご当地ソングの第一人者、岡ゆう子。角川、岡ともにキャリアは40年を超えるベテラン。一見何も共通点がないように思う2人だが、意外な共通点があり、それは演歌界でもとりわけ衣装が個性的で派手という点だ。角川は全身唇柄や、某有名アニメの主人公を思わせる全身緑と黒の市松模様の衣装、岡も『しあわせのサンバ』という曲で、鮮やかな黄色の着物に緑色の大きな羽をあしらい、帯もデコレーションするなど、両者とも独自の路線を行っている。
今回のCD購入者を対象としたミニライブと3ショット撮影イベントには、有名演歌歌手を一目見ようと約400人の観客が詰めかけた。MCの呼び込みで登場した角川は、一声「あけましておめでとうございます。お元気ですか?今年もあとちょっとなりましたが、いいことないよね。でも今日は岡さんと楽しく盛り上げていきたいと思います」と挨拶。まずは故郷広島を舞台にした新曲『八丁堀交差点』を、交差点をイメージしたというモノトーンの衣装で歌唱。続いて岡を呼び込むと、自分たちの衣装について「芸能人なんだからお客様に喜んでもらわないと……他の人が地味なんじゃないの」と言葉を交わし、お互い派手だとは認識していない様子が伺えた。実はこのイベントの数日前にはYouTubeのライブ配信を2人で行い、とっておきの衣装をテーマに盛り上がったばかりだ。
岡が新曲『長良川』、いじらしい女性の心情を福岡・長崎・鹿児島の名所を舞台に歌いあげる『九州慕情』、故郷の父や母への想いを切なく歌う『ひえつき望郷歌』と立て続けに3曲披露すると、新曲への想いを語り、改めて『長良川』を歌唱して角川を呼び込んだ。
レインボーカラーのスパンコールの衣装に身を包み再び登場した角川を見て、お客さんは騒然。岡は「私も着替えたくなりました」と一言。岡とバトンタッチした角川のステージは『四条河原町』でスタート、続いて故郷を歌った『広島ストーリー』を披露し、再び岡を呼び込むと、黒地に鮮やかな蘭菊をあしらったこの時期にぴったりの衣装で登場した。そして岡からデュエットを提案された角川はリクエストに応え、『銀座の恋の物語』を、森進一、五木ひろしのモノマネを交え披露した。
初めて2人で披露する『銀座の恋の物語』が終わり、5年ぶりのキャンペーンも大詰めに。ここで再度、角川が新曲『八丁堀交差点』を披露。豪華なコラボレーションとギャグやモノマネ、そして素敵な歌で終始笑顔に包まれたイベントは1時間という長さを感じさせることなく、3ショット撮影会で幕を閉じた。
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