歌手・松原健之、俳優としての挑戦~ 前進座の初春公演「雨あがる」に出演 「歌手・松原健之とは違う、舞台での生き様を観ていただけたら」とコメント
歌手の松原健之が、2023年1月4日(水)から上演の前進座京都初春特別公演「雨あがる」に出演する。
長い歴史を持つ劇団、前進座の公演「雨あがる」で舞台に上がり、本格的な俳優業に取り組んでいる松原健之。同公演は今年、由緒ある国立劇場からスタートし、東京・名古屋のべ13回の公演を経て、年明けには京都での13日間にわたる上演が予定されている。
松原と前進座の縁は、松原の歌手デビュー前の2001年にさかのぼる。作曲家の平尾昌晃の紹介でオーディションを受けたところ、全国160回に及ぶ前進座の公演に起用され、そこから歌手デビューのきっかけとなる恩師の五木寛之との縁も生まれたという。前進座との出会いがなければ、その後の「歌手・松原健之」の運命も大きく変わっていた。
今回の前進座公演への出演に、表現者としての松原健之も大きな刺激を受けたという。自身もその声量には自信があったというが、松原は「共演する俳優の皆さんが、マイクなしで客席の後ろまで声を届ける発声の素晴らしさには、とてもかなわない。ただ声の大きさだけではなく、役になりきってセリフを届けることの難しさを勉強しました」と言い、俳優として真摯に役柄に取り組むことで、表現者としてのさらなる高みに挑戦している。
原作の山本周五郎が描く、市井の人々への温かい眼差しそのままに、「人の生きざま」「人の優しさ」を丁寧に描き上げた舞台「雨あがる」。この中で松原は、芸をなりわいとして旅を続ける渡り芸人、与十郎を演じる。松原健之の歌声を知る者にとっては、与十郎たちがその”芸”を披露する場面は印象的だ。それぞれの人生を旅する様々な人たちが、歌をきっかけに笑顔になり、絆を深め、明日への思いを馳せる情景は、まさに松原自身がコロナ禍で自由に活動できない時に夢見た情景そのもの。松原自身もまた、旅を続けている一人であることを改めて感じる一幕だ。この公演の主題歌となった松原健之の新曲『悲しみの旅人よ』は、それぞれの「旅」を続ける人々へ、そして「旅」を続ける自分自身へのエールを送っているような、味わい深い一曲となっている。
「金沢望郷歌」に代表される「歌手・松原健之」しか知らないファンにこそ、ぜひ「俳優・松原健之」を見てもらいたい。歌の世界ではすでに多くの人に認められている松原が、演劇という世界では実力ある俳優たちにもまれ、磨かれながら光る——そんな松原健之のありのままの姿を感じることができるかもしれない。
松原は「さまざまな職業の人たちの人間模様が描かれたこの『雨あがる』というお芝居。歌手・松原健之とはまた違う『渡り芸人与十郎』としての舞台での生き様を観ていただけたらうれしいです。ぜひ来年のお正月、京都先斗町の歌舞練場にいらして下さい」とコメントを寄せた。
(舞台写真:前進座公演「雨あがる」より/撮影:二階堂健)
松原健之がゲスト出演!前進座京都初春特別公演『雨あがる』
日時:2023年1月4日(水)~1月16日(月)
会場:先斗町歌舞練場
お問い合わせ:前進座関西事務所 06-6212-9600(平日10:00~17:00 土日祝休)
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価格:¥1,350
【収録曲】
1.夢を抱いて走れ
2.悲しみの旅人よ
3.夢を抱いて走れ(オリジナル・カラオケ)
4.悲しみの旅人よ(オリジナル・カラオケ)
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