松阪ゆうきがクリスマスディナーショーを開催! 超満員のファンに「来年は紅白に向けて頑張りたい」と決意語る

2022.12.23

歌手の松阪ゆうきが22日、東京・墨田区の東武ホテルレバント東京で毎年恒例のクリスマスディナーショーを開催した。

民謡から演歌・歌謡、オペラまで歌いこなす“スーパーハイブリットシンガー”として活躍中で、今年11月に最新シングル『真実(ほんとう)の愛』を発売した松阪。今回で7回目となるクリスマスディナーショーに、約350人のファンが駆け付けた。

ショーの幕開けを飾ったのは、松阪と日本伝統芸能集団の喜楽座が披露したクリスマスソング『赤鼻のトナカイ〜ジングルベル』。和楽器による演奏で、お正月の雰囲気も感じられる和風のクリスマスを演出した。続いて松阪はフランク・シナトラ『Have Yourself A Merry Little Christmas』で伸びやかな低音ボイスを披露した。

松阪は「こんばんは!2022年は大変な年でしたが、これだけたくさんの皆さんに今日は足を運んでいただきまして、本当にありがとうございます。今日がクリスマスディナーショーの7回目で、一番の動員です!今日はきつきつで、最前列のお客さまとの距離が縮まっております(笑)今日は少しでも楽しい気分になって、幸せな気分になって帰っていただければ幸いでございます」と笑顔であいさつした。

松阪と誕生日が一緒だという世界三大テノール歌手、ルチアーノ・パヴァロッティが愛したカンツォーネ『帰れソレントへ』を熱唱した後、ゲストの翠千賀が登場。翠は、オペラ風にアレンジした石川さゆり『天城越え』『夢芝居』を熱唱した。そして、松阪とデュエットで『オペラ座の怪人』を披露し、会場には万雷の拍手が鳴り響いた。

続いてステージに登場したのは、松阪の民謡の師匠で、民謡界のレジェンドと称えられる原田直之。松阪と共に『佐渡は四十九里』を披露し、『南部牛追い唄』を熱唱した。原田は「民謡の歌手は歌謡界にいっぱいいますが、松阪さんは逆でした。歌謡・演歌を歌ってから民謡を勉強したいと言われて、当時はびっくりしました。最初はなんか歌ってみてって言ったら、自然にこぶしもできるしすごいなと思いました。みんな民謡界の中でもとっても期待しています!」とたたえた。

第1部の終盤に差し掛かり、松阪は韓国のポピュラーソング『無条件』をパワフルに熱唱した。とても息が上がった様子で会場の笑いを誘いながら、「“スーパーハイブリットシンガー”としていろんなジャンルに挑戦させていただいていますので、初めて韓国語の歌を歌わせていただきました」と話した。続いて、オリジナルソングから6枚目のシングル『遥かな人よ』『ありがとう、あなたに』を熱唱して第1部の幕は閉じた。

第2部は、黒の袴姿で登場した松阪が会場を回り、ファン一人ひとりと挨拶を交わした。新しいことに挑戦を続けているという松阪は『望郷じょんがら』で津軽三味線の腕前を披露。「今日一番の山場が終わりました」と笑いを誘いつつも、観客は拍手で松阪をたたえた。

さらに、松阪は歌謡浪曲『刃傷松の廊下』を披露、圧巻の歌声と演技で会場を沸かせ、「何でもやるかと思われているかもしれませんが、こっちは血を吐きながら頑張っているんです」とジョークを飛ばした。

「思い返せばこの2.3年は思うように活動ができませんでしたが、このディナーショーだけはできまして、誰か見守ってくれている人がいるんじゃないかと思いました。実は、来年のディナーショーも決まりました。12月24日の日曜日です。ここのホテルが取れたそうです。予定をぜひ空けておいてください!(笑)」と続け、来年のクリスマスディナーショーの開催を告知した。

さらに松阪は「2023年もまた頑張っていこうと思いますが、“初心忘るべからず”と母親に言われながら生きております。皆さんにもいつまでも元気にいていただきたいと思いますが、いつどうなるかわからないのがこの世の中です。今を精一杯生きて、今できることをできればいいなと、恩返しができればいいなと思いながら、日々頑張っていこうと思っている所存です」と前置きをして、デビュー曲『ふるさと帰り』を情感たっぷりに歌唱した。

喜楽座が『風の詩』を力強い演奏で観客を引きつけた後、松阪は11月に発売した最新シングル『真実(ほんとう)の愛』のカップリング曲『おーい!しあわせくん』で伸びやかな歌声を披露した。

最後に松阪は「今日はたくさんの皆さんに支えられていることを改めて感じながら、歌わせていただけることの嬉しさをひしひしと感じております。来年の2023年は、新曲『真実(ほんとう)の愛』を年末の紅白歌合戦に向けて頑張っていきたいと思います。今年は間に合わなかった!(笑)来年は夢のNHKホールに向かって頑張っていきたいと思います」と、ファンに向けて決意を表し、最新曲『真実(ほんとう)の愛』を熱唱した。

松阪ゆうきの新たな可能性を感じさせたクリスマスディナーショーは『ソーラン節〜令和夢追い太鼓』でラストを飾り、一部の観客が踊り出してしまうほど大盛り上がりの中ステージは幕を閉じた。“スーパーハイブリットシンガー”の異名を持つ松阪ゆうきのさらなる飛躍を期待したい!

セットリスト

第1部

1.赤鼻のトナカイ〜ジングルベル
2.Have Yourself A Merry Little Christmas
3.帰れソレントへ
4.天城越え(翠千賀)
5.夢芝居(翠千賀)
6.オペラ座の怪人
7.佐渡は四十九里
8.南部牛追い唄
9.無条件(ムジョッコン)
10.遥かな人よ
11.ありがとう、あなたに

第2部

12.心の中の太陽
13.望郷じょんがら
14.イヨマンテの夜
15.情熱大陸(辻本好美)
16.刃傷松の廊下
17.ふるさと帰り
18.風の詩
19.おーい!しあわせくん
20.真実の愛
21.ソーラン節〜令和夢追い太鼓

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