石川さゆりのデビュー50周年記念曲『残雪』が「藤田まさと賞」を受賞! 「これからも世界で何が起こっているのかを見つめて歌い続けたい」
歌手の石川さゆりが昨年リリースしたデビュー50周年記念曲『残雪』が17日、令和4年度の「藤田まさと賞」を受賞した。
「藤田まさと賞」は、昭和の四半世紀にわたって日本人の「心」をうたい続け、歌謡史に金字塔をうちたてた作詞家・藤田まさとの偉大な業績をたたえ、その名を永く後世につたえると共に、毎年、作詞・作曲・編曲・歌唱ともに日本人の心を捉え、かつ大衆歌謡として評価された作品を選考の上表彰し、音楽文化の発展と日本の歌謡界の繁栄に寄与することを目的としている。
石川は17日、東京・海運クラブで開催された日本音楽著作家連合の新年懇親会に出席し、令和4年度の「藤田まさと賞」の授賞式に参列した。授賞式では石川をはじめ、作詞・作曲を務めた歌手の加藤登紀子、編曲家の斎藤ネコ、プロデューサーの佐藤尚(株式会社テイチクエンタテインメント)、栗田秀樹(株式会社テイチクエンタテインメント・代表取締役社長)が表彰された。
石川は「作品は歌い手だけでなく、作詞・作曲・編曲、ディレクター皆で作り上げて形を成します。それが、今日形となって賞をいただけたことをうれしく思います。以前、阿久 悠先生に『さゆり、ニュースを見なさい。新聞を読みなさい。世の中で今何が起こっているのかを知りなさい』と言われました。以来、私たちの歌は、娯楽で楽しむだけでなく、生活の中で心の支えになったり、背中を押せるような歌を歌いたいと思ってきました。登紀子さんと『残雪』を作ったときは、コロナ禍で“帰りたい故郷が帰れない故郷”になった世界の状況を歌った曲です。これからも世界で何が起きているのかを見つめ、聞いてくださる方の生活に寄り添う歌が歌えるようになりたいです」と語った。
作詞・作曲を務めた加藤登紀子は『残雪』の制作期間を振り返り、「歌はどこかに希望がないといけない。でも、現実世界は穏やかではなく厳しい面もあります。歌を聴いてくださる人にとって厳しくもあり、でも行き着く先に希望のある歌を届けたいと思って作った曲です。さゆりさんの心の中にある決意が感じられる歌ができあがりました。これからも、日本語が持っている旋律を追求し、皆で良い歌を残していきたいと思います」と語った。
石川さゆり 50周年記念曲『残雪』MV
石川さゆり『残雪』
発売中
品番:TECA-22020
価格:¥1,350
【収録曲】
1.残雪(作詞・作曲:加藤登紀子/編曲:斎藤ネコ)
2.風帰行(作詞:吉岡 治/作曲:ソン・ミンホ/編曲:若草 恵)
3.残雪(オリジナル・カラオケ)
4.風帰行(オリジナル・カラオケ)
『残雪』配信リンクはこちら:https://lnk.to/ishikawa_D403
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