今陽子が東京・目黒でピンキーとキラーズ・デビュー55周年ライブ開催 「60周年も70周年も元気にやっていきたい」と生涯現役を誓う!
歌手の今陽子が4月21日、東京・目黒区のBLUES ALLEY JAPANで「今陽子 SPECIAL LIVE SPECIAL ~ピンキーとキラーズ・デビュー55周年!」を開催した。
今年デビュー56年目を迎え、近年は歌手活動の他にドラマ出演、ミュージカル出演など精力的に活動を続けている今陽子。デビュー曲『恋の季節』がダブルミリオンを達成した伝説的グループ、ピンキーとキラーズのボーカルとして知られ、“ピンキー”の愛称で親しまれている。
この日のライブは今が初めてプロデュース・監修したベスト盤『ピンキーとキラーズ大全』の発売を記念したもの。食事を楽しみながらアーティストのパフォーマンスを間近で体感できるライブレストラン「BLUES ALLEY JAPAN」で開催された。
第1部はピンキーとキラーズの大ヒット曲『恋の季節』でスタート。続けて『つめたい雨』『七色のしあわせ』とピンキーとキラーズの代表曲を披露し、衰え知らずのパワフルな歌唱力を見せた。
今は「歌手生活56年、ピンキーとキラーズでは55年の月日が経ちました。これからもどんどん元気に若々しく歌っていこうと思っています。最近、とってもうれしいことがございました。先日TV特番で『歌姫ベスト100』というのをやっていました。私も昭和のヒットソングがありますので、100位以内には入っているのかなと期待していたら、なんと6位でした。昭和から歌ってきて6位は立派なものですよね」とあいさつすると、会場から大きな拍手が上がった。
さらに「昔、ピンキーとキラーズ主演の『青空にとびだせ!』という、ピンキラが車に乗って全国を回るドラマがありました。あの頃の私たちはすごい売れっ子で、睡眠時間は1時間取れるかというスケジュールの中で、全国に行けるわけがありませんでした。実は、私の影武者が4人おりました」と告白し、主題歌『青空にとびだせ!』を披露した。今がさまざまな裏話を愛嬌たっぷりにぶっちゃける姿に、会場は笑いに包まれていた。
その後、師匠・いずみたくに敬意を表して、明治チョコレートやバーモントカレー、コカ・コーラなど、その世代の人は誰もが一度は耳にしたことがある「ピンキラCMソングメドレー」をジャズ風に披露し、会場を沸かせた。
第2部では、第1部のポップな雰囲気をガラリと変え、ジャズ・スタンダード『Night And Day』でスタート。『NY State of Mind』『Close To You』などの洋楽ジャズナンバーを情感たっぷりに披露した。
そして「ピンキーとキラーズ」のヒットナンバー『土曜日はいちばん』『星空のロマンス』、CMソング『かぜの季節』を披露した。
本編のラストを飾ったのは、今が似ていると言われるというライザ・ミネリの『New York New York』。20代と30代からなる若手バックバンドが放つエネルギッシュなグルーヴも相まって、今は迫力満点の熱唱を披露した。
今は「本当に気持ちいいですね!今日はありがとうございました。90歳に近くてお元気で美しい方といえば、黒柳徹子さん、草笛光子さんがいらっしゃいます。私もこの『New York New York』を80代まで歌えたらと夢に描いています。大好きな歌を息長く歌い続けていくことが私の一番の夢です。60周年も70周年も元気にやっていきたいです」と生涯現役を誓った。
その後、会場の興奮が冷めやらぬまま、アレンジを変えた『恋の季節 50ver』をアンコールで熱唱。とても若々しくはつらつと歌う今陽子の姿が印象的だったライブは、大盛況の中幕を閉じた。
今は今後、関西ツアーや九州ツアーの開催を予定している。エンターテイナー・今陽子のさらなる進化に注目したい!
セットリスト
第1部
M1 恋の季節2018
M2 つめたい雨
M3 七色のしあわせ
M4 青空にとびだせ!
M5 すてきな恋
M6 ピンキラCMメドレー
M7 涙のバラード
M8 涙の季節
第2部
M1 Night and day
M2 NY state of mind
M3 Close to you
M4 土曜日はいちばん
M5 星空のロマンス
M6 かぜの季節
M7 It don’t mean a thing
M8 New York New York
EN1 恋の季節 50ver
バンドメンバー:今陽子(Vo)、太田卓真(Pf・Key)、藪本裕人(Ba)、守真人(Dr)
ピンキーとキラーズ『ピンキーとキラーズ大全』
発売中
【完全生産限定盤】CD4枚組+DVD
品番:KIZC-90706~10
価格:¥1,5000(税込)
【収録曲】
DISC1
オリジナル・ソングス(1)
1.恋の季節
2.つめたい雨
3.ファンキー・エンジェル
4.恋のお話
5.涙の季節
6.涙のバラード
7.七色のしあわせ
8.愛の湖
9.星空のロマンス
10.あのとき あなたは
11.いつのまにか
12.星をたずねて
13.恋人の讃歌
14.陽のあたる街
15.土曜日はいちばん
16.小さな大切な恋
17.愛の丘の上
18.青春のブルースカイ・ロード
19.青い森の二人
20.恋のサンポラレ島
DISC2
オリジナル・ソングス(2)
1.恋の鳥よ逃げないで
2.若いときこそ
3.恋人よバラのように
4.愛に生き平和に生きる
5.明日へ行く汽車
6.何かいいことありそうな
7.愛の花をふたたび
8.幸福ちゃん
9.許されぬ恋(裏窓の部屋)
10.虹と雪のバラード(NHK・札幌オリンピックの歌)
11.みんなでつくろう
12.ロマンス
13.こんなの恋じゃない
14.かぜの季節
15.ウナコーワ
16.カネボウ ポリエステル
17.農中金 あなたの道
18.野村證券
19.ナショナル パナソニックテレビ パナパナ
20.恋がしたくて コークを飲もうよ
21.東海音頭
22.君の明日を
23.霧島おじゃれ
24.ニャーオン(ABCホーム・ソング)
25.あそぼうよ
26.誕生日はいいもんだ
27.十二の誕生日
DISC3
テーマ・ソングス
1.オレと彼女
2.ゆびきりげんまん
3.青空にとび出せ
4.愛のチューチュー列車
5.恋はそよ風
6.花も嵐も
7.恋の大冒険 テーマ・ミュージック
8.主題歌 素敵な恋(バラード)
9.集団就職
10.ラーメン工場のうた~俺は大悪人
11.主題歌 素敵な恋
12.迷竹ラーメンの唄
13.迷竹ラーメンの唄(催眠術をかける迷竹)
14.動物を守る唄
15.私はカバ・ガール
16.アテレコの唄
17.カバと陽子のデュエット
18.野生の恋(素敵な恋)
19.大都会のブルース
20.公聴会の歌
21.動物を守る唄
22.素敵な恋~かおりの歌
23.追いかけっこの歌
24.ピンキーどこへ行く
25.素敵な恋(フィナーレ)
26.空が青いから(松竹映画「愛の旅路」主題歌)
27.愛の旅路
28.ピンキーとキラーズ テーマ トゥ・ヤング
29.マイ・ダービー・ハット
30.カバー・ガール
31.踊る、踊る、踊る
DISC4
カヴァー・ソングス
1.おてもやん(熊本県民謡)
2.安来節(島根県民謡)
3.佐渡おけさ(新潟県民謡)
4.ソーラン節(北海道民謡)
5.江戸子守唄(東京都民謡)
6.真室川音頭(山形県民謡)
7.デカンショ節(兵庫県民謡)
8.八木節(群馬県民謡)
9.五木の子守唄 (熊本県民謡)
10.黒田節(福岡県民謡)
11.会津磐梯山(福島県民謡)
12.炭坑節(福岡県民謡)
13.木曽節(長野県民謡)
14.安里屋ユンタ(沖縄県民謡)
15.オー・マイ・パパ
16.ヴァイア・コン・ディオス
17.グッド・ナイト・スイート・ハート
18.私の青空
19.セントルイス・ブルース
20.ナイト・アンド・ディ
21.虹のかなたに
22.ラスト・ワルツ
23.ラヴ・ミー・トゥナイト
24.雨に濡れても
25.男と女
DISC5
DVD
1.恋の季節
2.涙の季節
3.恋の季節(コンサート映像)
キングレコード商品ページ
https://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKIZC-90706/
ピンキーとキラーズ PROFILE
ピンキーとキラーズはいずみたく門下生だった今陽子を中心に、1968年春に結成。
メンバーは今陽子(1951年11月1日生まれ/vo)、ジョージ浜野(1941年1月1日生まれ/rythm g)、エンディ山口(1945年6月12日生まれ/lead g)、ルイス髙野(1947年1月14日生まれ/b)、パンチョ加賀美(1944年2月21日生まれ/dr)の5人から成り、全員がダービーハットにパンタロンという個性的なスタイルで鮮烈なデビューを果たした。
グループ名はスパンキー&アワギャングからヒントを得たもので、音楽的にはセルジオ・メンデス&ブラジル’66をはじめとする海外のポピュラー音楽からの影響を、ダービーハットは、パントマイムのフレール・ジャックの線を狙ったようである。『恋の季節』でのレコード・デビュー以降は、老若男女さまざまな層に支持されてお茶の間の人気者になり、巷に“ピンキラ・サウンド”を印象付けた。
今陽子 PROFILE
通称:ピンキー
生年月日:1951年11月1日
出身地:愛知県東海市(2010年11月より東海市ふるさと大使に就任)
血液型:A型
<略歴>
幼少よりジャズ・ポップスを好み、作曲家いずみたく氏に師事し、15歳でソロデビュー。
16歳で「ピンキーとキラーズ」を結成すると、デビュー曲『恋の季節』がダブルミリオン(約270万枚)を記録し、17週連続でオリコン1位となり、数々の音楽賞を受賞。
解散後、1981年に単身渡米し、ニューヨークで歌・ミュージカルを勉強する。
帰国後は、ミュージカル、舞台、ライブ、テレビなど多岐に渡って現在も活躍中。
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