二見颯一が東京でデビュー5周年コンサートを開催! 「皆さんと歩んでいく一里一里にきれいな花を咲かせたい」と決意語る

二見颯一
2023.4.26

歌手の二見颯一が4月25日、東京・江東区のティアラこうとうでデビュー5周年記念「二見颯一 やまびこコンサート 2023 in 東京」を開催した。

“令和にこだまするやまびこボイス”のキャッチコピーで、2019年に『哀愁峠』でデビューした二見颯一。民謡で鍛えられた伸びのある歌唱力を武器に、“演歌第7世代”の中心メンバーとして活動する。近年は服のデザインを手がけ、ミュージカルに出演するなど垣根を越えた活躍を見せている。

この日は、二見にとってデビュー5周年にして初となる東京でのソロコンサートで、会場には約1,100人のファンが駆けつけた。

二見颯一

コンサートの幕開けを飾ったのは、二見が初めて挑んだ長編歌謡浪曲『豪商一代 紀伊国屋文左衛門』。弱冠24歳ながら、巧みに語りを交えて伸びやかに歌い上げる姿に、会場からは大きな拍手が響いた。

その後、爽やかなスーツ姿で登場した二見は「先日番組で披露してから『もう一回歌って』とリクエストが多かった」という、稲垣潤一『ドラマティック・レイン』を歌唱した。

二見颯一

二見は「たくさんの皆さまにお集まりいただきまして、まぶしいほどペンライトが輝いていますね(笑)。ありがとうございます。三波春夫先生の『紀伊国屋文左衛門』を歌わせていただきました。このやまびこコンサートに向けて、約半年練習をしてきました。丸4年、皆さんと一緒に歩んできました。これからももっと頑張っていくぞという思いを込めて、一曲一曲選ばせていただきました」とあいさつ。

そして、デビュー曲『哀愁峠』『ところがギッチョン恋之介』、昨年発売した『君恋列車』、最新シングルのカップリング曲『青空みたいな男です』などのオリジナル曲を、デビューから現在までの歩みを辿るように熱唱した。

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きらびやかな白銀の着物に身を包んだ二見は、ギターアレンジを加えた宮崎県民謡『刈干切唄』を伸びやかに歌唱。二見は「いろんなアレンジを加えられるのが民謡の魅力。声だけで成立するのも魅力」と語り、アカペラで民謡を熱唱した。その安定感あふれる歌唱には、会場から大きな歓声が上がった。そして4月26日に発売となった今年の勝負曲、『一里塚』をステージで初披露した。

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その後、黒いシャツを着て再登場した二見は、ダンスを交えてちあきなおみ『夜へ急ぐ人』を披露し、チョー・ヨンピル『窓の外の女』などの数々のカバー曲を披露した。

そしてコンサートの終盤に披露したのは、洋楽曲のラブバラード『アンチェインド・メロディー』と、郷ひろみ『GOLDFINGER’99』“クールで知性派”のイメージが強い二見がはつらつと踊りまくる姿は、会場を大いに沸かせた。

二見颯一

二見は「今日はお花をたくさんいただきました。演歌第7世代からは新浜レオンさん。感謝あふレオンでございます(笑)」と会場の笑いを誘いながら、「今年で25歳になります。これまでたくさんの皆さまに支えていただきました。その支えてくれた一つひとつの手、一つひとつの声でこうして5年目を迎えることができました。たくさんの皆さんにお祝いしていただける、こんなにうれしいことはありません。
今年の勝負曲『一里塚』が発売となります。『一里塚』は僕が今まで歩んできた道、これから歩んでいく道です。皆さんから僕を応援してくださった道でもあります。皆さんと歩んでいく一里一里にきれいな花を咲かせていきたいです」とファンに感謝の気持ちを伝えた。

そしてアンコールでは、ファンに感謝の気持ちを込めて“やまびこボイス”が光る『山河』を披露。2時間で計16曲を熱唱し、二見のさまざまな魅力を披露した5周年記念コンサートは盛況の中幕を閉じた。

二見颯一

“めざせてっぺん”!目標は『演歌といえば二見颯一』と言われること

二見は公演前に報道陣の取材に応えた。

デビュー5周年を迎えた二見は「新曲『一里塚』の通り、旅はまだまだだなぁということもありますが、4年が経って半分ぐらいはほとんど生のステージがなく、どうにかして歌をファンの方に届けられないかという思いでやってきました。一日一日新しいことをやろうという気持ちもあって、毎日違う刺激をもらって本当にあっという間の4年間でした。その分、二見颯一も大きく成長したと思いますし、ファンの皆さまも僕を見る角度が増えたのかなと思います」と振り返った。

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新曲『一里塚』について「この歌は5周年記念曲です。僕のデビューから振り返ってみると、あっという間だったけれど、考えてみると一日一日が大切で内容が濃くて長い4年でもあったと思います。一里というのは4km弱ぐらいの距離で、人によっては長くも短くも感じる距離です。僕のデビューから今までが重なるような気がして、二見颯一の等身大の一曲だと思います」と紹介。

さらに、新曲『一里塚』「めざせてっぺん」というフレーズについて「歌詞の通り一番というのは二見颯一の“一”にもありますので、何事にもトップを目指して頑張っています。『めざせてっぺん』という言葉は、僕が心の中で思っていることでもあります」と明かした。

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活躍が目覚ましい5人の若手演歌歌手からなるスペシャルユニット“演歌第7世代”については「僕たち5人はライバルであり、共にステージをする仲間です。今では絆も深くなって、それぞれがソロコンサートをやるようになって、互いに刺激を受け合っています。それぞれが一緒に大きくなっていこうという思いもありますが、その5人の中でも、いつか自分が引っ張っていこうというリーダーシップにあふれた5人だと思います」と語った。

最後に二見は「この命尽きるまで、40周年を迎えたいと思います。できれば医療技術が発達して、二見颯一100周年コンサートとかやりたいですね(笑)。5年目の目標の一つは、『演歌といえば二見颯一』と言われることです。紅白歌合戦に出場することやいろんな賞を受賞することが目標です」と熱意を込めた。

透明感あふれる伸びやかな歌唱を特徴とする民謡演歌歌手でありながら、マルチプレーヤーっぷりを存分に発揮している二見颯一。今後のさらなる飛躍に期待したい。

二見颯一

セットリスト

M1 長編歌謡浪曲 豪商一代 紀伊国屋文左衛門(オリジナル歌唱:三波春夫)
M2 ドラマティック・レイン(オリジナル歌唱:稲垣潤一)
M3 哀愁峠
M4 放浪のはて
M5 ところがギッチョン恋之介
M6 0時の終列車
M7 君恋列車
M8 青空みたいな男です
M9 刈干切唄(宮崎県民謡)
M10 一里塚
M11 夜へ急ぐ人(オリジナル歌唱:ちあきなおみ)
M12 窓の外の女(オリジナル歌唱:チョー・ヨンピル)
M13 情炎(オリジナル歌唱:吉幾三)
M14 アンチェインドメロディー(オリジナル歌唱:ライチャス・ブラザーズ)
M15 GOLDFINGER’99(オリジナル歌唱:郷ひろみ)
E1 山河(オリジナル歌唱:五木ひろし)

二見颯一『一里塚』

発売中

品番:CRCN-8563
価格:¥1,400(税込)

【収録曲】

1. 一里塚
2. 青空みたいな男です
3. 一里塚(オリジナル・カラオケ)
4. 青空みたいな男です(オリジナル・カラオケ)
5. 一里塚(一般用カラオケ・半音下げ)
6. 青空みたいな男です(一般用カラオケ・半音下げ)

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