祝・デビュー5周年! 一条貫太、東京・湯島天満宮で新曲『男の漁場』のヒット祈願 「年末の予定を埋められるような歌手になりたい」

一条貫太
2023.5.24

歌手の一条貫太が5月23日、東京・文京区の湯島天満宮で新曲『男の漁場』のヒット祈願と歌唱奉納を行った。

一条は“平成生まれの「昭和なボイス」!!”のキャッチフレーズで、2018年に『ふたりの始発駅』でデビュー。これまでの作品で不器用な男心や男の志を歌い、特に同性の演歌ファンから根強い人気を集める一条が今年、デビュー5周年を迎えた。5月24日に発売となる、デビュー5周年記念・第一弾の新曲『男の漁場』は、演歌と相性バッチリの“海”を舞台にした“ザ・王道演歌”ともいえる一作。一条の力強い歌声が響くサビがインパクト抜群で、演歌街道を突き進むダイナミックな“貫太ワールド”が炸裂する一曲となっている。

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この日のイベントは、5周年という大事な節目を飾る記念曲『男の漁場』のヒット祈願として行われたもの。会場となった湯島天満宮は、学問の神様・菅原道真がまつられていることから、毎年多くの受験生が合格祈願に訪れる名所として知られる。また同所は、勝負運の神様で有名な「天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)」をまつることから、今回ヒット祈願の会場に選ばれた。

この日はあいにくの雨だったが、一条は腕を広げながら「僕は見ての通り雨男です。“雨降って地固まる”ということで、これは“禊の雨”だとポジティブに捉えたい」と笑顔。一条は『男の漁場』を手がけた作詞家の万城たかし、作曲家の宮下健治、編曲家の伊戸のりおと共に、真剣な面持ちで祈祷。その後、多くのファンが詰めかける中、境内の回廊で新曲『男の漁場』を熱唱した。

感謝を噛み締めた5周年!「年末の予定を埋められるような歌手になりたい」

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歌唱奉納後、一条は大勢のファンの前で報道陣の取材に応えた。

今年3月にデビュー5周年を迎えた心境を聞かれ、一条は「振り返ると、いろんなことがあったと思います。デビューして右も左も分からない状況から始まって、やっと落ち着いてきたかなと思ったらコロナ禍がありました。その時に、当たり前だったことが当たり前ではないんだなということを感じますし、支えてくださっている皆さまのおかげでここまで来られました。感謝を噛み締めた5周年だと思います」と回顧。

今回のヒット祈願は「デビュー以来2回目」だと明かし、「緊張しました。ここから新たなスタートが切れるということで、新たな気持ちで挑んでいきたい」と語った。

今回の楽曲『男の漁場』で演歌路線に作風を戻した理由に、一条が事務所の大先輩である鳥羽一郎の名曲『港駅』をステージで歌唱した際に、鳥羽から「これから海の歌はお前に任せる!俺の後に海の歌を歌い継ぐのはお前だ!」と言われたことから、北島三郎や鳥羽が歌ってきた海の歌の系譜を受け継ぐような作品を作ることになったというエピソードがある。

一条は「王道演歌というのは、軸がブレない一本筋の道なんだと思います。(北島や鳥羽は)後輩にいつも優しく接してくださる先輩で、先日鳥羽一郎さんにお会いしましたら、『俺が歌いそうな歌だな』と言ってくださいました。先輩方は心も歌も温かいですので、僕たちは心強いですね。僕は漁師だった鳥羽さんとは違って、釣りもしないので魚は食べる専門です。最近はうなぎが好きです。うなぎのぼりでがんばりたい」とジョークを飛ばしながら語った。

一条貫太

その後、一条の歌手としての成長を見守ってきた『男の漁場』の作家陣が愛のこもったエールを送る場面も。

作詞を手がけた万城は「今日は貫太日和の雨です。今はなかなかCDが売れない時代になっています。手売りをしてどんどん広めていきたいと思っていますので、とにかく貫太にはがんばっていただきたい。我々もがんばりますが、久々のヒットを飛ばしたい」とエール。

作曲家の宮下は「あっという間に5年が経ちました。貫太くんは年々、着実に歌の実力も、人間としても向上していてとてもうれしく思います。今回の作品も思った以上にしっかりと表現して歌ってくれて、とてもうれしく思います。全国の皆さんに受け入れてもらって可愛がってもらえればいいなと楽しみにしています。これから身体に気をつけて、お客さまを大事にして良い歌を歌っていってもらいたい」と背中を押した。

編曲を手がけた伊戸は「こういうヒット祈願には参加することがないのが編曲家です。音を提供するというより、貫太とは一緒に音作りをしているような気持ちが高まりました。ぜひ皆さんこの歌を歌ってください。貫太がんばれ!」とエールを送った。

一条貫太

最後に一条は「もっともっと歌を聴いていただけるようになりたいです。いろんな方に支えられた5周年だと思うので、“一条貫太のファンで良かった”と言っていただけるようにがんばっていきたい。年末の一番組ではなく、年末の30日・31日のスケジュールを埋まらせるようにできたらいいなと思います。地道に積み上げていつか、近いうちに年末のスケジュールを埋められるような歌手になりたい」と抱負を語った。

さらに「新曲『男の漁場』は、海に生きる男の生き様を歌った曲です。ぜひ一人でも多くの方に聴いていただけるように頑張りたいと思います。応援どうぞよろしくお願いいたします!」とアピールし、集まったファンから温かい拍手と歓声を浴びた。

取材後には、一条自らが「今日は2時に起きてあんぱんを作ってきました」と、生クリーム入りの“貫太特製あんぱん”を報道陣に配るという粋な計らいも。学生時代はパン屋でアルバイトをしていたことから「今でもパン作りをしてます」と笑顔で語った。

大先輩から熱い思いを託され、男の演歌街道をブレずに突き進むことを誓った一条貫太。さらなる飛躍に期待したい!

一条貫太

一条貫太 デビュー5周年記念曲『男の漁場』

一条貫太 デビュー5周年記念曲『男の漁場』

2023年5月24日(水)発売

品番:CRCN-8569
価格:¥1,400(税込)

【収録曲】

1.男の漁場(作詞:万城たかし/作曲:宮下健治/編曲:伊戸のりお)
2.徒然酒(作詞:万城たかし/作曲:宮下健治/編曲:伊戸のりお)
3.男の漁場(オリジナル・カラオケ)
4.徒然酒(オリジナル・カラオケ)
5.男の漁場(一般用カラオケ・1音下げ)
6.徒然酒(一般用カラオケ・1音下げ)

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