“懐メロボーイ”三丘翔太、最新曲『発車のベルが長すぎる』参加資格80歳以上のカラオケ決勝大会に参加! 「たくさんの歌を聴かせていただき、自らの歌を磨いていきたい」と意気込み

三丘翔太
2023.6.15

歌手の三丘翔太が、6月14日に東京・港区のJ SQUARE SHINAGAWAで開催の、自身の最新曲『発車のベルが長すぎる』のカラオケ決勝大会に司会者として参加した。大会では茨城県の柴﨑誠一さんが優勝した。

三丘の最新曲『発車のベルが長すぎる』は、昭和初期の黎明期に端を発し、日本人の心に深く刻み込まれた“懐メロ”の魅力に着目した楽曲。発売後、同曲の作曲を手がけた師匠・水森英夫のもとにはたくさんの反響が届いたという。親交があるカラオケ講師から「80歳以上の生徒さんがみんな泣いている」「いつも音もリズムも外してしまう90代の人がうまく歌える」という今までにない声が届き、水森は「80歳以上の方に共感を与える楽曲なのかもしれない」と確信。参加資格が「80歳以上」の同大会を開催する運びとなった。

この日の決勝大会は、テープ審査の予選を通過した80歳から91歳までの13人が出場した。三丘はキャスケット帽子に丸めがね姿の “懐メロボーイ”に扮して司会を務め、水森と担当ディレクターが審査員を務めた。三丘の公式YouTubeチャンネルで大会の模様が生配信され、観客はエネルギッシュで力強い熱唱を披露する出場者たちに熱い声援を送った。

三丘翔太

三丘はイベント中、「司会に初めて挑戦した」と明かしながらも、初めての司会とは感じさせない流暢な語り口で、出場者と観客との交流を楽しみ、会場を盛り上げた。

また、三丘が「水森先生が何度も『感心する』とおっしゃるカラオケ大会はなかなかないですよね」と話すと、水森は「(出場者が)全員先輩ですからね」と会場の笑いを誘いながら、「皆さん上手く、声が出ていて驚きましたよ!」と感心しっぱなしだった。

三丘翔太

審査の結果、茨城県から参加した柴﨑誠一さん(80歳)が優勝した。柴﨑さんは「まさかこの歳になって優勝できるなんて夢にも思っていませんでした。このような機会を設けてくださった関係者の皆さんに感謝しています」と喜びを噛み締めた。

大会後には、三丘と水森が “懐メロ”の魅力を熱く語り合う懐メロ講話を披露。普段のレッスンさながらの「公開レッスン」で交わされる微笑ましいやり取りに、会場は温かい雰囲気に包まれた。その後、三丘が水森のギター伴奏で『発車のベルが長すぎる』と、カップリング曲の『しあわせのうた』を熱唱した。

三丘翔太

水森は「若い人には出せないその時代の味付けが、流行歌ならではの味わいがあって勉強になりました。味付けが古いのではなく情感や教えることができない哀愁を、時代背景のなかで蓄えたんじゃないかと感じました。芸として大変ためになり、意義のあるカラオケ大会でした」と感想を語った。

三丘は大会を振り返って「今回初めて、自分の楽曲でのカラオケ大会を行いました。本当に集まってくれるのかとハラハラ、ドキドキでした。日本のカラオケファンの皆さまは元気で、いつまでも長く歌を楽しんで愛していらっしゃるんだと改めて感じました。テープ審査にもたくさんご応募いただいて、『本当は全員に出場していただきたかったと』『大会は思った以上にレベルが高く、非常に接戦になった』と先生もおっしゃっていました。僕もたくさんの歌を聴かせていただいて、(自らの)歌を磨いていかなきゃいけないなと改めて思いました」と語った。

三丘翔太

さらに水森とのデュエットについては「今回、水森先生のギター伴奏での公開レッスンも披露させていただきましたが、先生のギターが何よりも歌いやすく、伴奏の中にある“歌心”を感じ取りながらステージで皆さんにお届けできたのが勉強になり、楽しい時間を過ごすことができました。」と語り、改めて『発車のベルが長すぎる』という戦前の流行歌を意識した歌い方に挑戦したことにより、それが僕にとって自然な歌い方だったという事が発見できた作品でもありました。懐メロの魅力を深く知るきっかけにもなり、この歌と出会って自分の歌手としての方向性を導いてくれている感じがしています。これからも大切に歌っていきたいと思います」と熱意を込めた。

同大会のアーカイブ配信は、6月21日(水)まで。“懐メロボーイ”三丘翔太の今後の活躍に注目したい。

三丘翔太

三丘翔太『発車のベルが長すぎる』

発売中

品番:TECA-22061
価格:¥1,400(税込)

【収録曲】

1.発車のベルが長すぎる(作詞:岸快生/作曲:水森英夫/編曲:竹内弘一)
2.しあわせのうた(作詞:水森英夫/補作詞:岸快生/作曲:水森英夫/編曲:竹内弘一)
3.発車のベルが長すぎる(オリジナル・カラオケ)
4.発車のベルが長すぎる(メロ入りカラオケ)
5.しあわせのうた(オリジナル・カラオケ)

<あわせて読みたい>

三丘翔太が新曲『発車のベルが長すぎる』をリリース。 “懐メロボーイ”がブルース歌謡に挑む!! 「発声をとにかく正しく朗々と、それがまたカッコイイ。まるで銀幕のスター気分が味わえました」
新譜!にっぽんのうた~ノーカット編~三丘翔太『発車のベルが長すぎる』 ※本人コメント動画
昭和歌謡マニアの歌手・三丘翔太、本領発揮の即興ライブ「お品書きライブ」念願の再始動! ファンからのリクエストに応えて即興で楽曲披露

関連キーワード