北島兄弟が初の明治座の舞台に 北山たけしは太鼓を、大江裕は女装を披露!? 

2019.6.28

2月に発売したセカンドシングル「兄弟連歌」が好評を博している北山たけしと大江裕のユニット「北島兄弟」が明治座(東京・中央区)では初となるコンサートを28日に行った。

この日は「北島兄弟」の全国24ヶ所をまわるツアーの初日であり、二人にとっても念願の明治座でのコンサートということもあり、昼、夜公演ともに1300人の会場は全席ソールドアウト。

 

公演前の囲み取材において意気込みを聞かれると、北山は「明治座は師匠も座長公演でずっと立たれていた舞台なので、そこに北島兄弟として2人で立てる幸せを感じながら、思いっきり二人の絆を見ていただきながら師匠の歌をしっかりと届けたい」また、大江は「明治座は本当に夢の舞台。いつか立ちたいとずっと思っていた。そこに兄弟で立てることは本当に幸せです」と共に二人そろって明治座の舞台に立てる喜びをあらわにした。

 

明治座でのコンサートが決った際に北島三郎師匠に報告したところ「よかったじゃないか。明治座さんでコンサートが出来るようになったか」と称揚されたと同時に「5日間以上になったらおれの北島丸を貸してやる」と、早速、次の目標が出来たようだ。

そんな師匠は当日二人の晴れ舞台を観に来る予定だったそうだが、二人があまりにも緊張し、萎縮してしまうということで遠慮してもらったそう。

コンサートは、2部構成で第1部では「男道」や「兄弟仁義」、「あづま男と浪花のおんな」といった師匠・北島三郎の楽曲9曲を歌い継ぎ、第2部ではそれぞれ自身の楽曲や北島兄弟の楽曲を披露。

途中、それぞれの趣味や得意分野を披露するコーナーで、北山は16年間続けているという得意の太鼓を披露。

一方、大江は「兄さん(北山)に何かやらないといけないと言われ、楽器は出来ませんし、体で表現するしかありません」と語っていたとおり、小さい頃に日本舞踊を習っていたという経験も活かして、女装での踊りを披露した。

決して、女装が趣味ということではないそうだ。

そして、最後は、「ブラザー」、「兄弟連歌」を披露したのち、「まつり」でコンサートを締めくくった。

 

「北島兄弟」を結成して約1年。結成する前から仲がよかったというふたりだが、ずっと一緒の時を過ごすことでぶつかることもあるそう。特に仕事のことになるとお互い本気な分、意見が分かれることも多いそう。そんな時でも北山のほうが先輩であるが常に対等な目線で話し、謝るのもだいたい北山からだという。「裕は、無口になってしまうんですよ。どうにかして下さい」と笑いながら話し、「でもそんなところも弟らしい」と可愛がる。いよいよ本当の兄弟のような姿が微笑ましい。

やはり今年も目指すは紅白。二人の絆で年末、師匠に恩返しする姿を観られることを期待したい。

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