市川由紀乃 初座長公演リハーサルでウエディング姿を披露「人生いろいろ～島倉千代子物語～」

2019.6.28

7月5日（金）から大阪・新歌舞伎座で市川由紀乃の初座長公演がスタートする。
今回は、第一部「人生いろいろ～島倉千代子物語～」の通しリハーサルにお邪魔して、ひと足先に垣間見た舞台の世界観を「うたびと限定」でお届けする。

「人生いろいろ～島倉千代子物語～」は、うたびとの特集コンテンツ「歌いながら歩いてきた」でも五木寛之氏の聞き手を努めた宮下康仁氏が構成・演出を手掛ける、波瀾万丈の人生を歩んだ島倉千代子の生涯を描いた作品。また、同じく大好評の連載「あの日あの頃～昼行灯の恥っ書き～」を執筆した境弘邦氏が監修を担当している。

自分の想いとしてセリフ、歌詞が自然と出るように

本作では主役の市川を中心に、３人が島倉千代子の生涯を演じ分ける。市川はコロムビアの歌謡コンクールにチャレンジした高校時代から亡くなるまでを演じ、劇中ではセーラー服にウェディングドレスと、これまでにはない姿も披露する。子供時代を演じるのはTHEカラオケ★バトル（テレビ東京）でも活躍している梅谷心愛、天国に旅立った島倉の語りは葉山葉子が演じる。
また、島倉が青春時代に憧れていた若旦那楽団のバンマスと、最期を看取ることになる主治医の２役を演じるのは、おりも政夫で、市川とのデュエットも披露される。
リハーサル後に行われた取材会では、「島倉さんはすごくドラマチックな人生だったと思うが、それを由紀乃ちゃんが感動あり笑いありに演じていて、日ごとに島倉千代子さんになっていっていると感じる（おりも）」、「由紀乃ちゃんは歌が素晴らしいのはもちろん、人柄も素晴らしいので、由紀乃ちゃんが素敵な舞台を踏めるようにみんなで盛り上げていきたい（葉山）」と、先輩共演者から心強い言葉が送られた。

市川自身も、「ご一緒させていただく大先輩方、役者の皆さんに支えていただき、またお芝居からも刺激をいただいて、この皆さんとお仕事ができて本当にしあわせだなと感じている。また、セリフだけでなく、島倉さんのたくさんの名曲から色々な心情につながっていくストーリーなので、言葉を必死で頭に入れながらも、それが自然と自分の想い、自分の心から出るように励みたい」と強い意気込みを語った。

「波瀾万丈」では言い表せないほどの島倉千代子の人生

物語は、北品川の若旦那楽団で歌っていた子供時代から、コロムビアからの歌手デビュー、作曲家・船村徹氏との出会い、失明寸前になった事故、そして人気絶頂期の結婚や、その後の借金地獄まで、波瀾万丈では言い表せないほどの、まさに「人生いろいろ」な島倉千代子の生涯が描かれる。
劇中では、「この世の花」や「東京だよ おっ母さん」など島倉のヒット曲だけでなく、島倉が生涯憧れ続けた美空ひばりの名曲たちも数多く歌われる。ラストシーンでは、どうしても美空ひばりの「越後獅子の歌」を歌いたいと、病気の体をおして出演した「コロムビア大行進」の様子が描かれる。

また本作の劇中歌の「逢いたいなぁ」は五木ひろしが作曲を手掛けた。「五木先輩からは、言葉尻までしっかりと伸ばして、お客様の心の奥の奥に届くように歌いなさいと指導いただいた」と言い、「サビでお客様と一緒に合唱できる部分があるので、新歌舞伎座で皆さんと一緒に歌えたら」と語った。本曲は、好評セールス中の新曲「雪恋華」の【新歌舞伎座・初座長記念盤】にカップリングとして収録され、7月3日（水）に発売予定だ。

 

また、第二部の「市川由紀乃オン・ステージ～令和の夢～」では、オリジナル楽曲だけでなく、市川自身が歌手に憧れていた幼少期によく歌っていたという中森明菜や山口百恵の楽曲も披露するほか、ゲストにものまねの美川憲二や坂本冬休みを迎えたステージを届ける。

さらに、第一部でも共演した面々とのコラボレーションも。おりも政夫とは、クレイジーケンバンドの横山剣とのデュエットで話題となった市川のオリジナル曲「雨に濡れて二人」を披露。また、梅谷心愛とは、島倉千代子と石川さゆりがデュエットした幻の名曲「浪花姉妹」を共に歌うなど、新歌舞伎座でしか見られない演出が盛りだくさんのステージも必見だ。

公演情報

新歌舞伎座初座長　市川由紀乃特別公演
第一部：島倉千代子七回忌 追善　人生いろいろ～島倉千代子物語～
第二部：市川由紀乃オン・ステージ～令和の夢～

【期間】7月5日(金)～7月18日(木)
【会場】大阪 新歌舞伎座
【チケット購入方法】
新歌舞伎座 テレホン予約センター06-7730-2222（午前10時～午後6時）
詳しくは⇒コチラ