実は演歌にもある!クリスマスソング8選

2021.12.20

演歌は日本の音楽でありながらも、クリスマスを題材にした楽曲が存在しています。人々をワクワクした気持ちにさせてくれるクリスマスソングは、クリスマスディナーショーなど冬を彩るイベントには欠かすことができません。そこで今回は、演歌のクリスマスソングを厳選してご紹介していきます。

クリスマスソングはいつから普及した?

クリスマスソングが普及し始めたのは、クリスマスというイベントが本格的に日本に馴染み始めた明治時代後半(1900年ごろ)だといわれています。1927年ごろには『Silent Night』が邦訳されたことで『きよしこの夜』が誕生し、定番のクリスマスソングとして知られていきました。

その後、第二次世界大戦の勃発によりクリスマスソングの発展は一時途絶えてしまいますが、戦後ふたたびクリスマスソングが広がっていきました。現在では、クリスマス文化の普及とともに童謡・演歌・J-POPなどジャンルの垣根を越えて多くの楽曲が誕生しています。

演歌のクリスマスソングを紹介!

あまり知られてはいませんが、日本の名立たる演歌歌手がさまざまなクリスマスソングを歌っています。そこで、クリスマスソングを厳選して8曲ご紹介します。

氷川きよし『君がいないクリスマス』

爽やかなルックスと力強い歌声の氷川きよしが歌う『君がいないクリスマス』は、切なくもどこか温かみを感じる曲調と透き通るような歌声が印象に残るクリスマスソングです。タイトルに加えて、「ひとりきりのクリスマス 君がいないクリスマス」という歌詞から読み解くと、大切な人を失ってしまったという失恋ソングだということがうかがえます。

このほかにも『君に逢いたいXmas』『クリスマスがめぐるたび』などのクリスマスソングも知られており、12月7日に発売されたばかりの『Happy!/森を抜けて』新タイプにもカップリング曲にクリスマスソング『It’s a merry Christmas!』『Very Merry Xmas』が収録されています。

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水森かおり『ふたりのHoly Night』

「ご当地ソングの女王」の異名で知られる水森かおりが歌う『ふたりのHoly Night』は、クリスマスを心待ちにしているような温かみを感じる曲調が印象的です。
「去年は静かに 一人過ごしたイブだけど 今年は揺れる 灯りの中で 二人きり」という歌詞から読み解くと、恋人と過ごすクリスマスを静かに楽しむ様子がうかがえます。「だけどこの恋は 生まれたて 手を離したら 消えそうな」という歌詞からは、付き合って間もない初々しさが感じられ、多くの方が共感できるようなクリスマスソングになっています。

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日野美歌&青山修二『男と女のクリスマス』

圧倒的な歌唱力をもつ日野美歌とハスキーボイスに定評がある青山修二によるデュエットソング『男と女のクリスマス』は、男女の思いが交錯したクリスマスソング。
「クリスマスイヴに一人なら もしよければ僕と過ごそう」という歌詞から、新しい恋の始まりを予感させたり、「少しだけ背伸びをして 時が過ぎていく」という部分では大人の恋愛を感じさせたりするなど、大人の雰囲気が漂う楽曲になっています。

長山洋子『イヴの朝 ~Let it snow~』

こぶしの効いた力強い歌声が魅力の長山洋子が歌う『イヴの朝 ~Let it snow~』は、幻想的な音色の中に芯のある歌声が印象的なクリスマスソング。「それじゃまたねと 微笑む私に あなたは言葉を 探してた」という歌詞から、クリスマスを大切な人と過ごすことができない寂しさと、強がっている様子がうかがえます。

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石川さゆり『聖夜』

圧倒的な歌声と衰えることのない美貌を持つ石川さゆりが歌う『聖夜』は、しっとりとした雰囲気と透き通るようにクリアな歌声が印象的なクリスマスソングです。

「ざわめく街に 背中を向けて あなたと私 二人きり 息を合わせて 炎を吹き消して」という歌詞から、街の喧騒を横目に特別な日を大事な人と過ごす様子がうかがえます。小さな幸せを感じ、どこか癒される楽曲です。

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天童よしみ『パンの耳』

抜群の音感と表現力溢れる歌声で長年活躍している天童よしみの楽曲『パンの耳』は、冬の訪れを感じるような寂しさと懐かしさを感じるクリスマスソングです。
「ジングルベルが 鳴る頃は 売れない歌手も 稼ぎ時」という歌詞から、歌手という夢に向かってひたむきに努力している様子がうかがえます。険しい音楽の道を歩んできた天童ならではの気持ちのこもった楽曲です。

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小林幸子『母ちゃんのひとり言』

50年以上のキャリアを持ち、幅広い才能を持つ小林幸子の楽曲『母ちゃんのひとり言』は、2010年のNHK紅白歌合戦で歌ったことでも話題になりました。
タイトルだけでなく「いたずら笑顔の 母ちゃんに逢いたい」という歌詞から、幼くして母を亡くした子供目線の寂しいクリスマスを描いた様子がうかがえます。悲しい歌詞と小林の気持ちがこもった名曲です。

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パク・ジュニョン『赤鼻のトナカイ』

冬を感じる愛の歌の歌唱に定評がある韓国出身の演歌歌手・パク・ジュニョン。実は、クリスマスの定番ソングである『赤鼻のトナカイ』をカバーしています。持ち味である芯のある歌声は健在で、冬の訪れを感じることができるでしょう。

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クリスマスを彩る演歌たち

日本独自の音楽として根付いている演歌ですが、クリスマスソングも多く発表されています。今年のクリスマスは、歌手それぞれで違った個性を感じることができる演歌のクリスマスソングを聴いてみてはいかがでしょうか。

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