“演歌第7世代”の青山新、辰巳ゆうと、新浜レオン、二見颯一、彩青が集結! 「我ら演歌第7世代!スペシャルコンサート」を開催

2021.11.29

“演歌第7世代”青山新辰巳ゆうと新浜レオン二見颯一彩青が2021年11月27日、東京・日経ホールにて「我ら演歌第7世代!スペシャルコンサート」を開催した。

令和の演歌・歌謡シーンをけん引する“演歌第7世代”。高い歌唱力と親しみやすいルックスで往年の演歌・歌謡曲ファンの心をがっちり掴んでいるのはもちろんのこと、SNSを駆使し、その発信力から演歌・歌謡曲になじみのない若い世代からも支持を受けつつある。この日、“歌にまっすぐな21歳!”こと青山新“演歌界の王子”こと辰巳ゆうと“歌謡新時代の恋人”こと新浜レオン、民謡で鍛えた“やまびこボイス”こと二見颯一、三味線と尺八を操る“民謡の申し子”こと彩青——それぞれの個性が光る平均年齢22.2歳の若きホープたちが、レコード会社や所属事務所の垣根を越えて一堂に会した。

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今回は有観客コンサートで行われ、配信もされるスペシャルコンサートということで、5人の気合も十分。公演前のインタビューでは意気込みを語った。

青山「この日を楽しみにしていました。演歌を同世代の方にも聞いていただきたいと思っています。この若いメンバーでやることにすごく意味があるのではないかと思っています。希望しかないですね」

新浜「父親が演歌歌手なので、小さい頃から演歌・歌謡曲が大好きでした。若手の皆さんと一緒に、演歌・歌謡曲の歴史を引き継ぎながら、新しいことにどんどんチャレンジをして盛り上げていきたい思いでいっぱいです」

辰巳「楽しみな気持ちでいっぱいですし、貴重な機会を頂いたので、5人で力を合わせて良いコンサートにできるように頑張ろうと思います。会えば会うほどそう思えたので、今は気合十分です」

二見「あれもやりたい、これもやりたいという熱意がある5人なので、5人からの要望やスタッフさんからの意見も汲み込んだステージになったと思います。この5人だからこそできることであって、“演歌第7世代”には他にもたくさんの方々もいらっしゃいますから、それぞれの個性を生かしたステージにしたいと思います」

彩青「着物をがっちり着てしまうと、この5人の中で一番年下なのに一番年上に見えてしまいますが、演歌を“演歌第7世代”で世界にまで発信していきたいと思っております!自分自身もさらに芸を磨きながら、一生懸命頑張りたいと思います」

またインタビューでは新浜の持ち味である“レオン語”が炸裂し、他の4人の個性を明かす場面も。私服がとてもおしゃれな二見を“おしゃレオン!”、先輩やスタッフさんに可愛がられている青山を“愛さレオン!”、年下にもかかわらず貫禄あふれる彩青を“あっぱレオン!”、演歌・歌謡曲界を越えてルックスでさまざまな世代を魅了する辰巳を“惚れ惚レオン!”と表現した。

今年1年を漢字1文字で振り返るという問いに対して、5人はそれぞれの2021年を回顧。

青山「『光』です。やっと再開できて、光が見えてきたという実感があります」

新浜「『勝』ですね。どんな試練があっても打ち勝つという意味で選びました」

辰巳「僕は『絆』ですね。こうやってイベントを行えるようになってきて、皆さんと久しぶりに再会できたこと、皆さんが長い間コンサートを待ってくださっていたんだなとステージに立つと実感します。離れていても『絆』があったことで再会につながったと思います」

二見「僕は『鍛』だと思います。長い間ステージがなく、歌えないというネガティブな気持ちはありましたが、その間にも歌を鍛えて鍛えて……。状況が良くなったら、どんっと皆さんの前で歌ってみようと気持ちを持った1年でした」

彩青「忍耐の『忍』です。皆さんの前で歌を届けることができなかったので耐え忍びながら、いろいろなことに挑戦しつつ三刀流歌手として稽古を重ねてきました」

団結力を感じさせた取材の後、坂本九『明日があるさ』を歌う5人が姿を現し本公演がスタート。それぞれのペンライトを手にしたファン約600名の熱気に包まれた。歌い終わると「いよいよ始まりました。“演歌第7世代”スペシャルコンサート、皆さまお忙しい中、お越しいただきありがとうございます!」と5人で元気よく挨拶。

その後、思い出たっぷりのデビュー曲をそれぞれ披露。他の4人に見守られる中、辰巳は『下町純情』、二見は『哀愁峠』、新浜は『離さない 離さない』、彩青は『銀次郎 旅がらす』、青山は『仕方ないのさ』を歌唱した。

「演歌・歌謡曲界には長い歴史があって、今の僕たちが歌わせていただいております。大先輩のある方の歌を今日は歌わせていただこうと思います」と、歌謡界の女王・美空ひばりの名曲をカバーするコーナーへ。新浜は『愛燦燦』、彩青は『リンゴ追分』を歌い、青山は『柔』の間奏で空手の型を披露してしまう和やかな一幕も。二見は『みだれ髪』、辰巳は『お祭りマンボ』で会場を盛り上げた。『川の流れのように』では5人がハモリを披露し、ここでしか見られない“スペシャルバージョン”で観客を魅了した。

コンサートの中盤、それぞれが名曲1曲と新曲を歌い、“演歌第7世代”の新たな魅力を表現するチャレンジ&ソロコーナーへ。青山は森田公一とトップギャラン『青春時代』と最新シングル『霧雨の夜は更ける』を歌唱し、2022年にファンクラブが発足されることを発表した。青山はファンに手を振り返されるとずっとそれに応えてしまう一面を見せ、会場を和やかな雰囲気に包んでいた。

彩青は渥美清『男はつらいよ』では巧みな口上を披露し、会場は拍手喝采。三味線を片手に日本作曲家協会音楽祭で奨励賞を受賞した『津軽三味線ひとり旅』を力強く歌唱した。「“演歌第7世代”で僕もますます頑張っていきますので、応援のほどよろしくお願い申し上げます!」と元気よく語った。

新浜は尾崎紀世彦『また逢う日まで』を披露。彩青と同じく、日本作曲家協会音楽祭で奨励賞を受賞した『さよならを決めたのなら』をしっとりと歌いあげた。「幸せな気持ちが溢レオンで、みんなと一緒に突っ走レオンで駆け上がレオンで頑張レオンでいきます!」と勢いよく語ると、会場は笑顔に包まれた。

二見はトム・ジョーンズ『最後の恋』を英語で披露、そして『夢情の酒』を歌唱した。「本日コンサートを実現できたのは皆さんのお力添えのおかげです。開催することができて本当に嬉しく思います」と感謝の気持ちを述べた。

辰巳は『無法松の一生』を歌い、王子スタイルとは裏腹に、勇ましく力強い歌唱を披露。「この5人でステージに立たせていただく機会は初めてで、1曲1曲が楽しいですね。皆さんどうもありがとうございます。ペンライトも振っていただいて……イルミネーションに行く必要がないですね」と会場を和ませた。最新シングル『誘われてエデン』では、会場全体が手拍子で応えた。

コンサート終盤、再び5人が登場すると青山は「想像以上に楽しかったです。ハモリなど初めてやらせていただいたことがいっぱいあって成長できたステージでした」と振り返り、彩青は「この“演歌第7世代”の新たな幕開けが今日なのではないでしょうか!どんどん盛り上げていけるように頑張りましょうね」と力強く語ると「師匠……!」と他メンバーから声が漏れた。

新浜は「同世代の仲間とともにステージに立って皆さんにお会いできて本当にありがとうございました!」と語り、二見は「コンサートが成功してよかったです。さっき“師匠”が言っていたように、“演歌第7世代”の幕開けなんじゃないかなと思います」と語った。

辰巳は「“演歌第7世代”のステージが楽しいと感じていただけていたら幸せです。第2弾、第3弾とやっていきたいですね」と語ると、ジャニーズのような“演プリ”“演ジャニ”のようになっていきたいと5人は期待を込めた。

最後、吉幾三『酒よ…』のロングバージョンを5人で披露。中森明菜『DESIRE』ではダンスとラップを披露し、会場の盛り上がりは最高潮に達した。2時間半ノンストップで全24曲を披露したコンサートは拍手喝采で幕を閉じた。

辰巳は2022年1月に新曲『雪月花』、青山は2022年2月に新曲(タイトル未定)を発売する。アーカイブ配信は2021年12月3日(金)まで。今回のコンサートで引き出しの多さを見せつけた “演歌第7世代”の活躍から今後も目が離せない。

セットリスト

M1 明日があるさ

M2 下町純情(辰巳)
M3 哀愁峠(二見)
M4 離さない 離さない(新浜)
M5 銀次郎 旅がらす(彩青)
M6 仕方ないのさ(青山)

M7 愛燦燦(新浜)
M8 リンゴ追分(彩青)
M9 柔(青山)
M10 みだれ髪(二見)
M11 お祭りマンボ(辰巳)
M12 川の流れのように

M13 青春時代
M14 霧雨の夜は更ける
M15 男はつらいよ
M16 津軽三味線ひとり旅
M17 また逢う日まで
M18 さよならを決めたのなら
M19 最後の恋
M20 夢情の酒
M21 無法松の一生
M22 誘われてエデン

M23 酒よ…
M24 DESIRE

アーカイブ配信チケット購入はこちら:https://eplus.jp/enka-generation7/st/

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