【ガツンと響く!アイアンボイス!!】鳥羽一郎の次男・木村徹二の魅力に迫る
大御所演歌歌手である鳥羽一郎を父に持つ木村徹二。
叔父・山川豊、兄・木村竜蔵らに囲まれて育ったサラブレッドである木村が演歌歌手デビューするというニュースは、演歌界に大きな衝撃を与えました。
2022年11月に演歌歌手デビューしてから間もない木村は、どのような経歴でデビューに至ったのでしょうか。その魅力とともにご紹介します。
演歌歌手デビューまでの道のり
ここでは、木村が育った環境と、演歌歌手としてデビューする以前の活動についても見ていきましょう。
音楽に囲まれた環境
日本を代表する歌手のひとりであり、演歌界をけん引し続けている鳥羽一郎の次男として誕生。
東京で生まれ神奈川で育った木村は、幼い頃から演歌・歌謡曲を耳にする機会が多く、音楽の魅力にひかれていたそうです。
小学生の頃には、木村の口ずさんだ歌を聞いた鳥羽から「お前は演歌をやるといいんじゃないか」と言われるほどで、特にコブシが心地よいと評価されていました。幼いころから木村の秘めたる実力と可能性を見出されていたようですね。
高校生になると自らさまざまなステージに立ち、人前で歌うことが増えたようです。
兄・竜蔵とのポップスデュオを結成
2016年になると、実兄でありシンガーソングライターとしても活躍している木村竜蔵に誘われたことをきっかけに、ポップスデュオ『竜徹日記』を結成しました。
竜徹日記では演歌・歌謡曲だけでなくさまざまなジャンルの楽曲を歌唱。また、この活動において作詞・作曲を経験し、着実に実力を付けていきました。
約7年間の活動期間では、ライブハウス、ショッピングモール、バー、路上などで地道な活動を継続。
ステージではお客さんが1人もいないこともあったそうで、集客のためにパフォーマンスやトーク力なども鍛えることができたそうです。
思いがけない演歌歌手デビュー
2022年11月16日、兄・竜蔵が作詞・作曲した『二代目』で演歌歌手デビューを果たした木村。
楽曲には、偉大な父をリスペクトした気持ちだけでなく、いつか父を超えてやるという強い意思が込められています。
2022年10月13日に東京・渋谷区のライブハウス「GARRET udagawa」にて開催されたデビューコンベンションライブでは、鳥羽も駆けつけ、木村を見守りました。
これまでポップスデュオとして活動してきた木村でしたが、披露した楽曲はこれまでとは一変。鳥羽によく似た声質で会場を驚かせました。
木村自身のコンセプトとして、父の築いた”男強い演歌”の世界を受け継ぐことを意識しているようです。
デビューする経緯
若い頃にも芸能界の誘いがあった木村は、これまで断り続けていました。しかし、デビューするに至った経緯はちょっとしたきっかけがあったからだそうです。
もともと作曲家として活動していた兄・竜蔵の仮歌を歌うことが多かったことから、その音源を聞いた日本クラウンのスタッフが「いいじゃないか」と木村の歌を絶賛。
好評だったことから兄・竜蔵がデビューまでの話を進め、木村に話が打ち明けられた頃にはすでにデビューすることが決まっていたとか。
幼い頃から父親の歌声を聞いて育ってきたこともあり、いつか演歌に挑戦したいという気持ちがあったようで、デビューを告げられた時は喜んだそうです。
キャッチフレーズの由来
「ガツンと響く!アイアンボイス!!」と評される木村の歌声は、鉄は熱を加えると柔らかくなって加工しやすくなる。鉄のように、ポップスも歌えるし演歌も歌えるという柔軟性のある声、を表して名付けられました。
父親譲りの歌声はどこか鳥羽の面影を感じることができ、まさに昔ながらの“男強い演歌”だと言えます。これまでポップスデュオとして活動してきた経験も活かされているようですね。
木村の目標
演歌歌手の目標として、父・鳥羽一郎を超えることを掲げています。
今はまだ、世間的に「鳥羽一郎の息子」という印象が強いですが、数年後は、父が「木村徹二のお父さん」と呼ばれるようになったら、肩を並べられると語りました。
偉大な父親を持つ木村にしかわからない悩みがあり、先入観を持たれる中でも、高い壁に挑む姿はとても勇ましく感じます。
また、紅白歌合戦の出場も目標としています。
木村にとって、紅白に出場しNHKホールから帰ってきた父の誇らしげな顔が忘れられないようです。木村も父の背中を追いかけていきたいということですね。
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木村の魅力
まだデビューして間もないですが、随所に垣間見る木村の魅力についてご紹介します。
父・鳥羽一郎のDNAを継承した歌声
デビュー曲では、鳥羽に似た声質で衝撃を与えました。その骨太で存在感抜群の歌声に圧倒された方も多いでしょう。
また、これまでポップスを歌ってきた木村ならではの柔軟性や表現力を兼ね備えているのも大きな魅力です。
温厚で謙虚な姿
演歌界を代表する鳥羽の姿を見て育った木村は、鳥羽に対してとてもリスペクトしている様子がうかがえます。いつか父を自分のコンサートにゲストとして呼べるようになりたいと目標を掲げました。
また、普段は地方公演で忙しく飛び回っている中でも、年末年始はなるべく仕事を入れず、家族団らんの時間を作ってくれる、家族思いな父親の人柄も尊敬しているようです。
何事にも挑戦する姿
演歌歌手としてデビューする前にはポップスデュオで作詞作曲に挑戦したり、パフォーマンス力を鍛えたりと、何事にも意欲的な木村。
2022年11月に開催された瀬口侑希のコンサートでゲスト出演した際には、歌に加えてお芝居にも挑戦。
何事にも挑戦する姿に、元気をもらう方も多いでしょう。
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自然体で素直な姿
竜徹日記での活動を経て備わったトーク力や、SNS発信からうかがえるユーモアさは、木村の自然体な様子を感じられ、愛される魅力の1つとなっているでしょう。特にSNS発信は、見ている人に親近感を与え、元気にしてくれます。
”鳥羽一郎の息子”ということに思い上がることなく、竜徹日記でひたむきに活動を続けていたこともあり、努力家で素直な一面が垣間見えます。
プライベートの姿
木村はプライベートで、リサイクルショップ巡りにハマっているそうです。
先日は5000円のギターを購入。調べたところ、60年前のギターで、見た目はボロボロながら妙に気に入り、弦を張り替えて音を出してみたら、すごくいい音だったそうです。
値段以上のものに出合える一期一会の出来事に感動したというエピソードを話しており、このように着飾らない姿も木村の魅力と言えますね。
また、最近は韓国ドラマを見ており、ドラマ内でよく出てくるスンドゥブチゲとチャミスル(お酒)を家で楽しみながら鑑賞しているのだとか。
ガツンとした歌声からは想像ができないお茶目な一面も見えてきますね。
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鳥羽が認めた期待の新星
演歌界をけん引し続ける鳥羽の息子ということもあり、期待が集まる一方、2代目ならではのプレッシャーを背負う木村。
そんなプレッシャーを跳ね除けて鳥羽を超える存在になれるのか、今後の活躍から目が離せません。新時代を築いていく姿を見守りましょう。