【スーパー銭湯アイドル】中高年を魅了する人気4人組歌謡コーラスグループ・純烈とは
日本全国のスーパー銭湯でのステージショーから、さまざまなメディアで注目を集めたことで幅広い世代に支持されている純烈 （じゅんれつ）。
メンバーの小田井涼平が2022年をもって卒業を発表したことが音楽界に衝撃を与え、さらに、各界から新メンバーに名乗りを上げる人が続出しました。
そんな人気を誇る純烈ですが、どのような道のりを歩んできたかはご存知でしょうか？今回は、純烈の今までから現在の経歴についてご紹介します。
純烈とは
純烈は、4人組男性歌謡コーラスグループです。
2007年の結成当初からのスローガンとして「親孝行、紅白歌合戦出場、全国47都道府県で唄うこと」を掲げており、2022年1月からはさらに「2024年日本武道館公演開催」を目標に加えました。
『純烈』というグループ名には、「純粋であり、かつ強く正しく節操や分別がある」「志を変えずに最後まで貫く」という意味が込められています。
メンバー紹介
2022年10月現在のメンバーは以下の4人です。
酒井 一圭（さかい かずよし）
純烈の発起人であり、結成時からリーダーとしてグループをまとめています。プロデューサー、作詞、コーラスなど幅広く担当しています。
小田井 涼平（おだい りょうへい）
演技・トーク力・歌唱力に優れており、バラエティ番組などでも活躍が目立ちます。コーラスを担当していますが、2022年で純烈を脱退することを発表しています。
白川 裕二郎（しらかわ ゆうじろう）
純烈には結成時からメンバーとして活動。リードボーカルを務めており、歌唱の中心として純烈を支えています。過去には、大相撲の朝日山部屋で力士をしていたこともあり、スポーツ万能です。
後上 翔太（ごがみ しょうた）
酒井に声をかけられ結成当初から在籍。4人の中では最年少で、コーラスを担当しています。
新メンバー：岩永洋昭（いわなが ひろあき）
2022年いっぱいで純烈を脱退する小田井と入れ替わる形で加入することとなった岩永洋昭。純烈メンバーと事務所が同じだったため、以前から親交があったようです。
関係者曰く、「岩永を悪く言う人はいない」と言われるほどで、人柄の良さも伺えます。岩永が加入した新しい純烈にも注目ですね。
純烈が誕生したきっかけとは
ここでは、純烈がどのような経緯で結成したのかをご紹介していきましょう。
酒井が見た夢
2007年、映画「クラッシャーカズヨシ」に俳優として出演していた酒井が、撮影中の事故で入院した時期がありました。
俳優人生の瀬戸際に立たされた際、入院中幾度となく内山田洋とクールファイブが夢に出てきたため何らかの啓示かもしれないと考え、ムード歌謡コーラスグループを結成することを決心したそうです。
純烈の誕生
ムード歌謡コーラスグループの結成を決心した酒井は、白川と小田井を「紅白歌合戦を目指そう！親孝行しよう！」と勧誘。その後に後上、林田達也、友井雄亮、に声をかけ、2007年に最初は6人編成でスタートを切りました。
メンバーは誰一人として本格的に歌謡曲を歌った経験はなく、右も左もわからない状態だったため、試行錯誤の日々を送っていたようです。
３年間の下積み期間
歌謡曲の経験がないメンバーが集まったことで結成した純烈は、約3年にも及ぶボイストレーニングと下積みを経験しました。
下積み期間では小田井がオネエキャラだったため、1人だけ濃いメイクで柄もののシャツを着るなど、今では想像もできないスタンスだったようです。
オネエキャラを思いついたきっかけは、男性客の前に男性数人が表れても面白くないだろうと思い、お客さんに気に入ってもらうために突き詰めて考えた案だとか。
このようなトライアンドエラーを繰り返し、徐々に今の純烈の体制になったそうです。
念願のプロデビュー！しかし……
2010年6月23日にユニバーサルミュージックから「涙の銀座線」でメジャーデビューを果たしました。
しかし、思うような結果は得られず、2012年に契約が打ち切り。音楽界の洗礼を受けることとなりました。
そのため、テレビなど主要な舞台で歌う場所を失った純烈は、老舗キャバレーや健康センター、スーパー銭湯などでコンサートを行い、コツコツと営業活動を続けていったそうです。
地道な営業活動からの挽回劇
歌う場所を追い求めた純烈が、営業活動を続けたその後の活躍を見ていきましょう。
オリコン演歌・歌謡曲ウィークリーチャート第1位を獲得
地道な営業活動をメインにしていたことで徐々に知名度を上げた純烈は、2013年に日本クラウンに移籍。
2016年にリリースした7枚目のシングル「幸福（しあわせ）あそび/愛をありがとう」がオリコン演歌・歌謡曲ウィークリーチャートで結成以来初の1位を獲得しました。
このことがきっかけとなり、全国的にも知られる存在に飛躍。
翌年には8枚目のシングル「愛でしばりたい」がオリコン演歌・歌謡曲デイリーチャート1位を獲得しました。
2018年は飛躍の年！念願のNHK紅白歌合戦初出場を果たす
2019年 第70回NHK紅白歌合戦（2年連続出場）リハーサル時の様子
2018年には、初の冠歌番組「クラブ『純烈』へようこそ！」がCS日テレプラスにて放送開始。
9枚目のシングル「プロポーズ」がオリコン演歌・歌謡曲ウィークリーチャート1位を獲得、部門別チャートでは3作品連続で初登場1位となり、総合チャートでも2作品続けてのTOP10入りとなりました。
5月からは全国7か所で初の単独コンサートツアーを開催し、9月には中野サンプラザで単独公演を開催。
12月30日には「第60回日本レコード大賞」で日本作曲家協会選奨を受賞した「プロポーズ」を歌唱するなど、まさに『純烈の年』といっても過言ではないほどの大躍進を遂げました。
12月31日には、結成当初からの目標のひとつだった「第69回NHK紅白歌合戦」への初出場を果たし、代表曲「プロポーズ」を披露。
音楽業界でも一躍話題となり、『純烈』という名は全国に知られるようになりました。
そんな純烈の魅力とは
ここでは、中高年を中心に幅広い世代に支持されている純烈の魅力についてご紹介します。
さまざまなメディアで大抜擢
特撮映画「スーパー戦闘 純烈ジャー」主演
コンサートだけでなく、テレビ、ラジオ、映画、CMなどさまざまな場で活躍することが増えてきた純烈。
「クラブ『純烈』へようこそ！」「純烈フィッシュ」「純烈だもの」など『純烈』という名のついた冠番組も多く担うようになりました。
メンバー各々が多趣味であることから、歌番組以外でもメディア出演することが多かったようです。
その他にも特撮映画「スーパー戦闘 純烈ジャー」で主演を果たしたり、明治座で初主演の講演を行ったりと、幅広い活躍ぶりを見せています。
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また、2020年からはCSチャンネル銀河で純烈の冠番組「純烈ドタバタキャンプ！」の放送がスタート。メンバー4人がガチキャンプに挑戦し、テント張りから食料調達などをすべて自分たちで行うという、普段とは異なる素の純烈を見られることで話題になりました。
反響の大きさを受けて3シーズンにわたり放送され、シーズン4の放送も決定しています。
シーズン4は、2022年10月15日（土）より放送開始。
毎回台本無しでキャンプに挑む純烈の自然体な姿が魅力となっています。
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異色の経歴を持つ個性豊かなメンバーたち
メンバー全員が高身長で男前ですが、経歴が特徴的なのも注目ポイントなのではないでしょうか。
酒井 一圭
酒井は、役者として「百獣戦隊ガオレンジャー」でガオブラック（牛込草太郎）役を務めたり、「仮面ライダークウガ」に出演していたりと有名作品に度々抜擢されています。
他にもプロレスや競馬などの趣味がきっかけとなり、さまざまな分野でテレビ番組に出演し多彩な才能を発揮しています。
小田井 涼平
小田井は、会社員とモデル活動の2足のわらじで活動していましたが、モデルの仕事が多忙になったことで会社を退職し、モデル一本となりました。モデルとしてはCMやファッション誌に出演するなど人気を博していたようです。
2002年には「仮面ライダー龍騎」に登場する仮面ライダーゾルダ（北岡秀一）役で俳優デビューをしています。以降は、CMやドラマなどに抜擢されることが増えていき、2007年から酒井の勧誘を受け純烈メンバーとしてスタートを切りました。
白川 裕二郎
白川は、元々相撲の朝日山部屋で力士をしていましたが、怪我が原因で引退し、その後は俳優に転身。俳優としては「忍風戦隊ハリケンジャー」のカブトライジャー（霞一甲）役でデビューを果たしました。その後も俳優としてテレビや舞台などで活動して今に至ります。
後上 翔太
後上はメンバーの中で唯一、純烈としてデビューする前に芸能活動はしていませんでした。
東京理科大学在籍中、就職活動をしている際に純烈に誘われ中退。学生の頃はギャル男だったようで、今では想像できないほど派手な恰好をしていたのだとか。20代になると愛煙家になり、毎日かなりのタバコを吸っていたようです。
2019年、TBS系「名医のＴＨＥ太鼓判！」に出演した際、初めて受けた人間ドッグで、若年性肺気腫と診断されたというインパクトのある話も話題になりました。
小田井の脱退と新メンバーの加入
現在は、酒井・後上・白川・小田井の４人で活動していますが、2022年、小田井が年内限りでグループから脱退することをファンクラブのサイトで発表しました。
脱退については、50歳になったときに純烈の活動に区切りをつけて、また次の活動をしたいと考えていたそうです。今後の小田井の活躍にも注目ですね。
さらには、小田井と入れ替わりとなる新メンバーとして、岩永洋昭の加入が発表されました。
岩永は大学在学中にモデル活動を開始し、その後はテレビドラマ「ハケンの品格」で俳優デビューを果たしました。俳優としては、小田井と同様に仮面ライダーへの出演経験があります。
純烈としての活動は2023年からとなるそうです。今後の活躍に期待で胸が膨らみますね。
純烈（温泉マーク）ダチョウのコラボ実現
また、小田井が卒業を発表した後、ダチョウ倶楽部のリーダー・肥後克広が「ダチョウ俱楽部2人で純烈のオーディション受けます」と発表。
それに対し、リーダーの酒井は「合格ですよ！（一部省略）純烈は推しますよ」と返し、お風呂つながりで『純烈（温泉マーク）ダチョウ』というコラボが実現しました。
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まとめ
個性豊かなメンバーが集まった純烈は、今後も演歌界だけでなくさまざまなシーンで活動していくことでしょう。
2023年にはメンバーの入れ替わりも決まっており、新たな『純烈』に期待が集まっています。今後も目が離せないグループですね。
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